釣りの醍醐味は、狙っていた本命魚を釣り上げたときの高揚感ですよね。
しかし、時には狙いとは違う魚が釣れることもあります。
これらは「外道」と呼ばれ、残念な気持ちになったり、そのままリリースしてしまったりすることも少なくありません。
しかし、ちょっと待ってください。
実は、その「外道」の中には、市場ではめったにお目にかかれない、絶品の高級魚が隠れていることが少なくないのです。
この記事では、釣り人だけが知る、見逃し厳禁の「美味しい外道魚」を5つご紹介します。
1. キツネダイ:マダイを超える上品な味わい
先日ご紹介したキツネダイもそのひとつです。
ベラ科の魚で、鋭い口先と赤い斑点が特徴。見た目から敬遠されがちですが、その身は透明感のある美しい白身で、噛むほどに上品な甘みが広がります。
市場に出回ることはほとんどなく、釣り人だけの特権とも言える高級魚です。
刺身や塩焼きでその繊細な味を堪能してみてください。
2. ニザダイ(サンノジ):磯臭さの常識を覆す!
磯釣りの代表的な外道として知られるニザダイ。
「サンノジ」の呼び名で親しまれ、その名の通り、内臓から強烈な磯臭さを放つため、多くの釣り人に敬遠されてきました。
しかし、適切な処理を施せば、その評価は一変します。
内臓をすぐに取り除き、しっかり血抜きをすることがポイントです。
特に冬場の個体は臭みが少なく、締まった白身は刺身や煮付けにすると絶品。
冬の鍋物に入れると、深みのある良い出汁が出て、驚くほど美味しくいただけます。
3. エソ:すり身の最高級原料
シーバスやヒラメ釣りの外道としてよく釣れるエソ。
骨が多く、食べるのが面倒だと敬遠されがちですが、実は練り物の最高級原料として知られています。
新鮮なエソを丁寧にすり身にすると、弾力と旨みが凝縮された絶品のかまぼこやさつま揚げが作れます。
地域によっては、高級なじゃこ天や南蛮焼きの原料としても重宝されています。
ひと手間かけることで、食卓がぐっと豊かになる魚です。
4. カサゴ(アラカブ):簡単に釣れるのに高級魚
カサゴは多くの釣り人にとっておなじみの魚ですが、実は漁獲量が少ないため、市場では高級魚として扱われています。
「アラカブ」という呼び名でも親しまれています。
見た目は少しゴツゴツしていますが、その身はクセのない上品な白身で、煮付けや味噌汁にすると極上の出汁が出ます。
釣りの初心者でも比較的簡単に釣れるため、「自分で釣った高級魚」として、ぜひ持ち帰って味わってほしい一匹です。
5. アイゴ(バリ):旬を見極めれば磯の香りがごちそうに
背ビレに毒を持つため、釣り人から厄介者として扱われることが多いアイゴ。
西日本では「バリ」と呼ばれ、独特の磯臭さが嫌われることもあります。
しかし、梅雨時期のアイゴは臭みが少なく、釣り人や地元の人々の間では最高の食材として人気があります。
特に、干物にしたり、煮付けにしたりすると、その風味と旨みが引き立ちます。
旬のアイゴは、磯の香りをまとったごちそうに変わります。
まとめ:外道と侮るなかれ!
今回は「外道」として扱われがちな魚の中から、特に美味しい5つの魚をご紹介しました。
狙った魚が釣れなくても、これらの魚が釣れたらラッキーです。
適切な処理と調理法を知るだけで、釣りの楽しみが何倍にも広がるはずです。
次に釣れた際は、ぜひ食卓の一品として持ち帰ってみてください。新たな発見と感動が待っています。


