鋭いトゲと硬い殻で守られたウニ。
普通の魚では近づくことさえ難しい獲物ですが、海にはこれを平然と食べる“強者”が存在します。
その捕食テクニックには、磯釣りのヒントが詰まっています。
ウニはトゲで守られているのに食べられる?
ウニのトゲは外敵から身を守る最強の武器。
しかし磯には、この防御を突破してウニを主食にする魚がいます。
彼らは特殊な歯や強靭な顎を持ち、殻ごと噛み砕いたり、隙間から中身を吸い出したりする
独自の方法でウニを食べています。
ウニを食べる代表的な魚と特徴
イシダイ(石鯛)|強力な歯で殻ごと粉砕
磯釣りの人気ターゲット。
石臼のような臼歯を持ち、ウニの殻を豪快に噛み砕いて中身を丸ごと食べます。
釣りでは割ったウニをエサにすると大型が狙いやすく、特に夏から秋にかけて実績が高い魚です。
ブダイ(イガミ)|クチバシ状の歯で削り取る名人
カラフルな体色で知られるブダイは、クチバシ状の歯を使ってウニの殻を削り、中身を吸い出します。
硬い海藻やサンゴを削る力も強く、ウニのトゲ程度は苦にしません。
紀南地方では「イガミ釣り」として専門に狙う釣り人も多い魚です。
カワハギ|鋭い口先でウニの中身だけを吸い取る
小型ながら驚異的な食性を持つカワハギは、尖った口でウニの隙間をつつき、中の身だけを巧みに吸い出します。
釣りではエサ取り名人として知られ、細かいアタリを取る繊細な仕掛けが必要です。
メジナ(グレ)|多彩なエサを食べる雑食王
基本は海藻食ですが、環境によってはウニの稚ウニや殻が柔らかい個体を食べることもあります。
強い顎を生かし、磯のあらゆるエサに対応する柔軟性が魅力です。
釣り人目線で見るウニ食魚の狙い方
・ウニをエサにする場合は、殻を割って中身を露出させると食いが良い。
・石鯛狙いなら、ウニのトゲを少し残して仕掛けに付けると外敵に強く、海底まで運びやすい。
・カワハギは小さな針と繊細なアタリ取りがカギ。
・ウニ食魚は岩礁帯や磯周りに多く、満潮前後が狙い目。
まとめ:ウニを食べる魚は磯の生態系の主役
硬い殻とトゲをものともせず、磯のウニを食べる魚たちは海中のバランスを保つ重要な存在。
釣り人にとっても、ウニを使ったエサや仕掛けは大物を狙う強力な武器になります。
次に磯へ行った際は、ぜひ彼らの食痕を探してみてください。
海の生態系の奥深さを感じられるはずです。
FAQ
Q1:ウニを食べる魚はどれ?
A1:代表的なのはイシダイ・ブダイ・カワハギ・メジナなどです。
Q2:なぜウニを食べられるの?
A2:強靭な歯や尖った口を持ち、殻を砕いたり隙間から吸い出したりする捕食方法を進化させたためです。


