第7章 7-2 郷土料理(沖縄・九州・和歌山)|地域ごとに受け継がれるアオリイカの味


アオリイカは地域色豊かな食材

アオリイカは全国各地で獲れる人気の高級イカですが、食べ方は地方によって大きく異なります。
その土地の気候・文化・食習慣が反映された「郷土料理」として根付いているのです。


沖縄のアオリイカ料理

沖縄ではアオリイカのことを「シマイカ」と呼ぶ地域もあります。
南国らしい食べ方が特徴的です。

刺身(イカソーメン)

細切りにして刺身醤油で食べる定番スタイル。
暑い沖縄では冷やしたアオリイカの甘みが格別です。

イカ汁(スープ)

アオリイカをぶつ切りにして昆布や野菜と煮込む汁物。
磯の香りと旨みが凝縮され、家庭料理としても人気。

バター炒め

沖縄らしくバターやニンニクで豪快に炒める料理も定番。
白ご飯はもちろん、泡盛にもよく合います。


九州のアオリイカ料理

九州は全国的にもアオリイカの好漁場が多く、食文化としてもしっかり根付いています。

活き造り(佐賀・長崎)

玄界灘や五島列島では、水槽で泳がせたアオリイカをその場で活き造りに。
透き通った身とコリコリの食感が観光客にも大人気。

一夜干し(大分)

塩を振って夜風に干した「イカの一夜干し」。
シンプルながら濃厚な旨みがあり、炙って食べると最高の酒肴になります。

天ぷら・天草地方

熊本・天草ではアオリイカの天ぷらが名物。
ふんわり柔らかく、子供から大人まで大人気の一品です。


和歌山のアオリイカ料理

関西屈指のアオリイカの産地である和歌山。
地元では漁港や居酒屋で新鮮なアオリイカ料理が楽しめます。

刺身

和歌山でもっとも定番の食べ方。
釣り人が港でさばいてすぐ食べる「釣り人刺身」は格別の味です。

醤油漬け

刺身用のアオリイカを細切りにし、濃口醤油に漬け込む保存食。
熱々のご飯やお酒のお供にぴったりです。

天ぷら・塩焼き

和歌山ではシンプルに天ぷらや網焼きにする食べ方も人気。
特に「海水氷で締めたイカ」は旨みが凝縮され、柔らかさと甘みが段違いです。


まとめ

アオリイカは全国で愛される食材ですが、地域ごとに個性的な食べ方があります。

・沖縄 → 汁物やバター炒めなど南国らしい調理法
・九州 → 活き造りや一夜干しなど素材の鮮度を活かす料理
・和歌山 → 刺身・醤油漬け・天ぷらなど、釣り人文化と直結した食べ方

同じアオリイカでも、地域ごとの調理法を知ることで、さらに奥深い魅力を楽しむことができます。

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