◆ はじめに
秋の味覚として人気の高い「サンマ」。
その中でも手軽に楽しめる加工品として「塩サンマ」がスーパーに並んでいます。
しかし、ときどき「やたら塩辛いサンマ」に当たることがあります。
・これは長期間塩漬けされた古いサンマなのか?
・それとも鮮度が落ちている証拠なのか?
・塩分量はどのくらいなのか?
この記事では、塩サンマが塩辛く感じる理由と、その美味しさの違いについて徹底解説していきます。
◆ 1. 塩サンマが塩辛いと感じる原因
1-1 塩分濃度の違い
塩サンマは、サンマを塩水に漬け込む「塩蔵法」や、直接塩を振りかける「振り塩法」で加工されます。
この工程で使う塩分濃度によって、最終的な味わいが大きく変わります。
・標準的な塩サンマ:3~5%程度の塩分
・強めに漬けられた塩サンマ:7~10%の塩分
つまり、「やたら塩辛いサンマ」は、強塩加工されたものである可能性が高いのです。
1-2 保存性を高めるための強塩処理
昔は冷蔵・冷凍設備が十分でなかったため、魚の保存手段として「強めの塩漬け」が一般的でした。
その名残で、今でも一部の加工業者は日持ちを重視して塩分を強くしている場合があります。
1-3 古い魚ではない
「塩辛い=古い」という誤解を持つ人もいますが、必ずしもそうではありません。
むしろ、塩分が強いものは保存が効くため、古さを感じにくいケースもあります。
◆ 2. 塩分量と健康への影響
塩サンマは加工品であるため、通常の生サンマよりも塩分が多く含まれます。
・一般的な塩サンマ1尾あたりの塩分:約2~3g
・強塩サンマでは4~5gを超えることも
日本人の1日の塩分摂取目安は男性7.5g、女性6.5g程度とされているため、強塩のサンマ1尾で1日の半分以上の塩分を摂ってしまうこともあります。
◆ 3. 塩辛さと美味しさの関係
3-1 脂がのっているかで変わる
・脂の少ない痩せたサンマに強塩をすると「ただ塩辛いだけ」になりやすい。
・脂がのった旬のサンマに軽く塩をすると、旨味が引き立ち美味しく感じる。
3-2 バランスの取れた塩加減が美味しさの決め手
・塩が薄すぎると生臭さが残る
・塩が強すぎると塩辛さばかりが前面に出る
→ ほどよい「中塩(3~5%)」が最も美味しく食べられる塩加減といえます。
◆ 4. 塩サンマを美味しく食べる工夫
・塩抜きする
焼く前に軽く水で洗い流す、または30分ほど塩水に浸けて調整すると塩分が和らぐ。
・大根おろしを添える
塩辛さを中和し、さっぱりと食べられる。
・ご飯と一緒に食べる
強塩のサンマは「ご飯のおかず」として割り切れば美味しくいただける。
◆ まとめ
・塩サンマがやたら塩辛いのは「長期間保存された古い魚」ではなく、強めの塩漬け加工によるもの。
・塩分濃度が高いものは日持ちはするが、美味しさは「しょっぱさ優先」になりやすい。
・美味しく食べるなら、脂ののった旬のサンマに中塩程度が理想。
・塩分過多に注意しつつ、大根おろしや塩抜きで調整することで美味しく楽しめる。


