「秋は数釣りシーズン!」とよく言われますが、なぜ同じ場所で次から次へとアオリイカが釣れ続くのでしょうか。
実は、その背景には「新子群れの構成」と「連続的な接岸」という、非常に興味深い生態が隠されています。
今回は、あなたが釣った200gサイズのアオリイカが持つ意味と、その群れがどのように形成され、
なぜ連鎖して接岸してくるのかを詳しく解説します。
【釣れた200gが示す群れの構成】
200gというサイズは、秋の新子群れの中では比較的成長した、リーダー格の個体である可能性が高いです。
アオリイカの新子群れは、一つの群れの中でも成長度合いに差があり、一般的に釣れた200gの周りには、以下のようなサイズの個体で構成されていると考えられます。
- 80g〜150g: このサイズ帯が群れの主力を占めています。
- 150g〜250g: 200gクラスの比較的大きな個体。
- 250g以上: 時折混じる、特に成長の早い大型個体。
つまり、あなたが200gサイズを釣り上げたということは、その群れが非常に健康で、
なおかつその釣り場がベイト(餌)に恵まれた優良なポイントである可能性を示唆しています。
【なぜ群れが「連鎖」して接岸するのか?】
「200杯クラスの釣果を得るには、7群程度の複数群が連続して接岸していると考えられる」という見解は、アオリイカの回遊パターンをよく表しています。
この連鎖的な接岸には、主に2つの理由があります。
- 潮の流れとベイトの移動 潮通しの良い場所や、潮の流れが複雑な場所は、プランクトンや小魚が溜まりやすい傾向があります。新子たちは餌を求めて群れで回遊するため、同じ潮の流れに乗って複数の群れが時間差で次々と接岸してくるのです。
- 時差を伴う成長と回遊 アオリイカは、孵化時期や成長速度にばらつきがあります。このため、沖から沿岸部に移動してくる時期も群れによって異なります。ある群れが接岸して釣れ盛った後、数日〜数週間の時差を置いて、別の群れが同じ場所に入ってくることがよくあります。
この連鎖を理解し、同じ場所を定期的にチェックすることが、数釣りを楽しむための鍵となります。
【まとめ】
あなたが釣り上げた200gのアオリイカは、単なる1杯ではなく、その群れのサイズや状態、
そして釣り場のポテンシャルを教えてくれる貴重な情報源です。
群れの構成と連鎖的な接岸という生態を理解することで、なぜ連発するのかが分かり、
次の一杯への期待が高まります。
「また釣れる」と信じて、同じ場所を丁寧に探り、秋の数釣りを満喫してください。


