アオリイカのエギング、最高に楽しいですよね。
しかし、やっとの思いで釣り上げたアオリイカに、大量の墨を吐かれて船や服が真っ黒に…なんて経験、ありませんか?
実は、アオリイカが墨を吐く回数には、ある程度の確率的な傾向があると言われています。
- 1回だけ墨を吐く確率:約70%
- 2回墨を吐く確率:約20〜25%
- 3回墨を吐く確率:約5〜10%
この興味深いデータに基づき、今回は「アオリイカの墨吐き」を科学的に分析し、墨を浴びずにスマートに取り込むためのテクニックを徹底解説します。
この記事を読めば、あなたのアオリイカ釣りがもっと快適で、スタイリッシュになること間違いなしです。
そもそもアオリイカはなぜ墨を吐くのか?
アオリイカが墨を吐くのは、主に外敵から身を守るための防御行動です。
イカ墨の主成分はメラニン色素で、水中では粘り気を持って漂います。
- 煙幕効果: 敵の視界を遮り、その隙に逃げる。
- 分身効果: 墨が自分の分身(ダミー)のように見え、敵の注意をそらす。
- 感覚麻痺効果: 墨に含まれる成分が、敵の嗅覚などを麻痺させるとも言われています。
釣り人にとっては厄介なイカ墨ですが、彼らにとっては生き残るための必殺技なのです。
確率データから読み解くアオリイカの墨吐き
冒頭のデータが示す通り、約7割のアオリイカは、最初の1回でほとんどの墨を吐き切ると考えてよいでしょう。
しかし、逆に言えば残りの3割は、2回以上墨を吐くポテンシャルを秘めているということです。
「1回吐いたから、もう大丈夫だろう」
この油断こそが、衣服や釣り場を汚してしまう最大の原因です。
特に大型のアオリイカになるほど、墨の量も多く、複数回に分けて吐いてくる体力があります。
私たちは常に「まだ次があるかもしれない」という意識を持って、取り込みに臨む必要があります。
墨を吐かせない!スマートな取り込み術3つのステップ
この確率データを踏まえ、具体的にどうすれば墨を浴びずに済むのか、3つのステップで解説します。
ステップ1:寄せの段階「イカを興奮させない」
ヒットした瞬間から、墨との戦いは始まっています。 アオリイカを必要以上に興奮させない、紳士的なやり取りが重要です。
- 急なポンピングは避ける: 強く竿をあおるとイカが抵抗し、墨を吐く準備をさせてしまいます。
- 一定のテンションを保つ: ラインテンションを緩めず、かといって強引すぎず、スーッと寄せてくるのが理想です。
ステップ2:水面での攻防「空気を吸わせない」
アオリイカが最も墨を吐きやすいのが、水面でパニックになった時です。
- 水面でバシャバシャさせない: 水面直下で空気を吸わせると、最後の抵抗で墨を噴射します。
- タモ・ギャフ入れはスムーズに: 取り込みにもたつくと、絶好の墨噴射チャンスを与えてしまいます。水中でスムーズにネットイン、あるいはギャフを打つことを心がけましょう。
ステップ3:取り込み後「最後の1滴まで油断しない」
釣り上げた後も、まだ安心はできません。 2回目、3回目の墨がここで炸裂することがよくあります。
- 海側に頭を向ける: 釣り上げてすぐに、アオリイカの頭(正確には漏斗)を海側に向けておきましょう。もし墨を吐いても、海にリリースされます。
- 速やかに締める: イカを締めることで、墨を吐くための神経伝達を遮断できます。これが最も確実な方法です。地面に置く前に、手早く締めてしまいましょう。
もし墨を浴びてしまったら?
万が一、墨を浴びてしまった場合の対処法も覚えておきましょう。
- 乾く前に海水で洗い流す: イカ墨は乾くと落ちにくくなります。付着したら、すぐにその場で海水を使って洗い流すのが鉄則です。
- 真水はNG: 真水で洗うと、墨の粒子が繊維の奥まで浸透しやすくなるため、まずは海水で対処しましょう。
まとめ
アオリイカの墨吐き確率、いかがでしたでしょうか。
- 約7割は1回で吐き終えるが、3割は2回以上吐く可能性がある。
- 「1回吐いたから安心」という油断が最大の敵。
- 「興奮させず、空気を吸わせず、速やかに締める」がスマートな取り込みの秘訣。
このデータを頭に入れておくだけで、アオリイカの取り込みに対する意識が大きく変わるはずです。


