アオリイカ釣りをする上で多くの人が気になるのが「イカは匂いでエサを探すのか?視覚で判断するのか?」という疑問です。
結論から言えば、アオリイカは魚のように匂いに頼るのではなく、視覚が圧倒的に優れた生き物です。
つまり、エサの匂いよりも「見た目」「動き」「光の反射」が捕食行動を決める大きな要因となっています。
魚は「匂い」で探す、イカは「目」で探す
魚の多くは嗅覚が非常に発達しており、水中のごくわずかな匂いを感知してエサを探します。
サメやウナギなどはその代表例で、「匂いをたどって捕食する」典型的な魚です。
一方、アオリイカは 目が異常なほど大きく、動体視力が非常に発達しています。
科学的な研究によると、その視力は人間の0.6〜0.8程度に相当し、魚類よりもはるかに高いとされます。
このため、アオリイカは「目で見て判断する」捕食者なのです。
匂いではなく「見た目の動き」に反応する理由
アオリイカが獲物を捕食するとき、最も重視しているのは匂いではありません。
小魚の動き、光の反射、シルエットこそが、アオリイカを刺激する要素です。
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小魚がフラつくように泳ぐ動き
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鱗や体表が反射する光
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背景に映えるコントラスト
これらを視覚で捉え、獲物にアタックするのがアオリイカの行動パターンです。
エギングが有効な科学的根拠
エギングで使う「エギ(疑似餌)」は、まさにこの習性を利用した道具です。
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シャクリによって生まれる ダート(跳ねる動き)
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フォール中の 漂う姿勢
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布の反射やカラーによる 視覚的アピール
これらは全て「アオリイカが視覚で判断する」という生態に直結しています。
だからこそ、エギングは匂いを使わずとも成立する釣法なのです。
釣り人が意識すべきポイント
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動きの自然さを重視する
不自然な速さやぎこちないアクションは逆効果。 -
カラーよりシルエットとコントラスト
アオリイカは赤や青を人間のように区別しません。大事なのは「濃淡の違い」。 -
タナ(水深)を合わせる
どんなにエギを動かしても、アオリイカの視界に入らなければ意味がありません。
まとめ
アオリイカは魚のように匂いでエサを探すのではなく、圧倒的な視覚能力で獲物を見極める捕食者です。
そのため「エサの匂い」よりも「動き」「見た目」「コントラスト」がはるかに重要。
エギングが有効なのは、このアオリイカの習性にぴったり適合しているからです。
次回の釣行では、「匂いではなく見た目で狙っている」という事実を意識してエギを操作してみてください。
きっと釣果が変わってくるはずです。


