■ 理由①:競争を避けるための“すみ分け”
・同じ場所にたくさんの魚がいれば、エサの取り合いになります。
・それを避けるために、「海底に落ちたものを食べる魚」「中層で泳ぐ魚を食べる魚」「夜だけ活動する魚」などに分かれます。
➡ これによって、同じ場所でも“バッティングせず”に共存できます。
■ 理由②:口の形・歯の強さ・消化力が違う
・魚ごとに体のつくりが違うため、得意なエサも違います。
| 種類 | 特徴 | 得意な食べ物 |
|---|---|---|
| タチウオ | 細長い口で鋭い歯 | 小魚を丸飲み |
| カサゴ | 大きな口で吸い込む | エビ・カニ・ゴカイ |
| グレ(メジナ) | 丸い口で歯が発達 | 海藻・岩の表面のコケ |
➡ 食べるものの違いは「体のつくり」が決めていることが多いです。
■ 理由③:時間帯や習性が違う
・昼にエサを探す魚、夜に動き出す魚など、活動時間の違いでもエサが分かれます。
・さらに、「目がいい魚」「においで探す魚」「じっと待つ魚」など、狩りのスタイルにも違いがあります。
■ 例:磯場でのすみ分け
たとえば、同じ磯のエリアでもこうなります。
| 魚種 | 食べ物 | エリア | 備考 |
|---|---|---|---|
| アオリイカ | 小魚 | 中層~底 | 夜に活発、視覚で狩る |
| グレ(メジナ) | 海藻・付着藻 | 岩の周辺 | 昼に群れで活動 |
| イシダイ | ウニ・貝・カニ | 岩場の底 | 強い歯でかみ砕く |
| カサゴ | 小魚・エビ | 岩の影 | 待ち伏せ型 |
■ まとめ
同じ場所にいても、
・体の構造(口・歯・消化器)
・行動パターン(昼夜・泳ぐ深さ)
・習性(動くor待つ、群れるor単独)
などが異なることで、うまく競争を避けて共存しているのです。
こうした自然のバランスが、釣りの面白さにもつながっていますね。


