
うなぎの血には**毒(イクチオヘモトキシン:Ichthyotoxin)**が含まれており、人間にとって有害です。
■ なぜ毒なのか?
・イクチオヘモトキシンというタンパク質毒が含まれており、これは赤血球を破壊する溶血性毒素です。
・体内に入ると、吐き気・嘔吐・下痢・頭痛・発熱などの中毒症状を起こすことがあります。
■ 食べても大丈夫?
・加熱すれば無害になります(タンパク質毒なので、70℃以上で失活)。
・そのため、蒲焼き・白焼きなどの加熱調理なら全く問題ありません。
・しかし、生食(血が混じった状態で)するとうなぎの血の毒素が影響します。
■ どんな時に危険?
・うなぎを捌いたときに手に付いた血を口に入れたり、目に入れたりすると危険です。
・調理中に指先の傷から血液が入ることでも、まれに炎症を起こす例があります。
■ 毒の強さは?
・人間の体重1kgあたり0.1~0.15mlのうなぎの血で中毒症状が現れるという報告があります(ただし経口摂取による致死例は基本的にありません)。
■ まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 毒の種類 | イクチオヘモトキシン(たんぱく質性) |
| 毒の影響 | 吐き気、下痢、発熱など |
| 安全な対処法 | 70℃以上の加熱で無毒化 |
| 生食の危険性 | 血を含む部分を食べるのはNG |
| 調理時の注意点 | 血が目や口に入らないように |
うなぎは非常に美味しい高級魚ですが、生で食べる文化がないのはこの毒の存在が理由のひとつです。
加熱していれば安全なので、しっかり火を通して楽しみましょう。

