■ 魚の生き血について
・味:
血液特有の金属臭(鉄分のにおい)が強く、生臭さもあるため、一般的な食材としての「美味しさ」はありません。
料理に使われることもほぼありません。
・飲用例:
まれに釣り人が「カツオの生き血」などを飲むケースもありますが、健康への効果よりも話題性や武勇伝的な意味合いが強いです。
・リスク:
寄生虫(アニサキスなど)や細菌(腸炎ビブリオなど)が血液に含まれている可能性があるため、生飲みは非常に危険です。
特に夏場は細菌増殖が早く、食中毒のリスクが高まります。
■ スッポンの生き血との違い
| 項目 | 魚の生き血 | スッポンの生き血 |
|---|---|---|
| 味 | 血臭が強く美味とは言い難い | 日本酒と混ぜて飲むとまろやかで飲みやすい |
| 栄養 | 鉄分・タンパク質があるが少量 | 鉄分・亜鉛・アミノ酸が豊富で滋養強壮効果あり |
| 飲用文化 | 一般的にない | 伝統的な薬膳や高級料理で利用される |
| リスク | 衛生的リスクが高い | 養殖・管理された個体なら比較的安全 |
| 提供 | 市場や飲食店では提供されない | 料亭などで特別に提供されることも |
■ スッポンの生き血はなぜ飲まれるのか?
・滋養強壮:
スッポンは古来より「不老長寿の妙薬」とされ、特に生き血はエネルギー補給や体力回復によいとされています。
実際、鉄分やアミノ酸が豊富で、貧血気味の方には効果があるとされます。
・日本酒と割る理由:
そのままだと血生臭さがあるため、清酒と割ることで飲みやすくなり、殺菌効果も期待できます。
■ 結論
・魚の生き血は「おいしい」とは言えず、基本的に飲むべきではありません。
・スッポンの生き血は伝統的な食文化として位置づけられており、滋養強壮の目的で高級料理として扱われています。
・どちらも生の血液を扱うため、素人判断での飲用は危険であり、信頼できる料理人や施設でのみ体験すべきです。

