■ 昔は夏ミカンが多かった理由
・昭和中期までは人気が高かった
・長持ちし、保存性が良い
・酸味が強くても「夏らしい味」と好まれていた
・露地栽培が中心で作りやすかった
・家庭果樹でも多く植えられていた
■ 最近あまり見かけなくなった理由
① 酸味の強さが敬遠されるようになった
・現代は「甘いみかん志向」が強くなった
・酸っぱい夏ミカンは子供に人気が出にくい
・糖度の高い品種(温州みかん、清見、デコポンなど)が主流に
② 新品種への置き換え
・「甘夏(川野夏橙)」の登場で従来の酸っぱい夏ミカンは減少
・その後はさらに糖度の高い新種が次々登場
・消費者ニーズがそちらに移行した
③ 労力とコストの問題
・樹が大きくなりすぎ剪定が大変
・収穫時期が遅く、収穫労力が高い
・単価も高く取引しにくい
・高齢化に伴い栽培放棄も増加
④ 市場流通の難しさ
・需要が減る → 卸価格が低迷 → 生産農家が減少
・スーパー等での取扱いも減少
⑤ 病害虫・台風被害の影響
・カメムシ類被害、カイガラムシ被害も増加
・気候変動による品質低下も背景に
■ ■ 簡単にまとめると
・酸っぱい夏ミカンは「昭和の味」になりつつある
・今の市場は「甘くて皮がむきやすい柑橘」を求める
・農家側も「作りやすく売りやすい品種」に切り替えた
その結果として「昔は多かった夏ミカン」が激減してきたわけです。


