海や川、池をのぞくと、よく「プランクトンが多い」なんて言葉を耳にします。
でも、そもそもプランクトンとは何なのか?
生物なの?ただのゴミ?
今回は、プランクトンの正体をわかりやすく解説していきます。
プランクトン=生物です
まず結論から。
プランクトンは生物です。
ただし、私たちが普段イメージする「魚」や「貝」「虫」とはちょっと違います。
プランクトンは「漂う(浮遊する)」という意味のギリシャ語が語源で、水中を漂って生活する微小な生物の総称です。
泳いだり移動したりはせず、基本的に潮流や水流に流されながら生きています。
プランクトンには大きく2種類ある
プランクトンには大きく2つのグループがあります。
① 植物プランクトン(フィトプランクトン)
・海の中の植物の役割を果たす
・光合成を行い、酸素を作る
・海洋生態系の一番下に位置する「生産者」
代表例:
・珪藻(ケイソウ)
・渦鞭毛藻(ウズベンモウソウ)
・クロロフィル(緑藻類)
この植物プランクトンが豊富に繁殖することで、魚たちのエサとなる動物プランクトンも増えます。
② 動物プランクトン(ズープランクトン)
・植物プランクトンを食べて生きる「消費者」
・クラゲ、エビの幼生、カイアシ類(コペポーダ)、ホヤの幼生など多様
特にカイアシ類は、多くの魚やイカの稚魚が好んで食べる重要なエサです。
海の豊かさを支える主役の一つです。
プランクトンの中には意外な生物もいる
プランクトンというと「小さな藻や虫のようなもの」と思われがちですが、実は多様です。
・クラゲ(大型の動物プランクトン)
・ホヤ(幼生時代はプランクトン生活)
・カニやエビの幼生(ゾエア・メガロパ)
・イカの赤ちゃん(プランクトン期がある)
つまり、**プランクトン=小さい生物ではなく、「浮遊生活している状態の生物」**と考えた方が正確です。
プランクトンの役割はとても重要
海の中では、プランクトンが生態系の根幹を支えています。
・光合成によって大量の酸素を生産
・魚介類・クジラ・サンゴなどのエサになる
・炭素を吸収し、地球温暖化防止にも貢献
実は私たちが呼吸する酸素の半分以上は、植物プランクトンが作り出しているとも言われます。
海の小さな生き物たちが、地球規模で大活躍しているのです。
赤潮や青潮もプランクトンと関係している
ときに大量発生して問題になるのもプランクトンです。
・赤潮:植物プランクトン(特に渦鞭毛藻)が異常繁殖
・青潮:プランクトン死滅後の分解で酸素不足が発生
豊かさと危険性、両方を持つのがプランクトンの特徴でもあります。
まとめ
・プランクトンはすべて生物
・植物プランクトンと動物プランクトンがいる
・海の食物連鎖の出発点
・地球の酸素生産にも大きく貢献
・時に赤潮・青潮の原因にもなる
釣りや海を楽しむ私たちにとって、プランクトンは「小さなけど偉大な生き物たち」。
これらがいるからこそ、魚もイカも育ち、釣りも楽しめるわけです。


