気温30℃を超える日も当たり前になった近年の夏。
釣り人にとって最も気をつけなければいけないのが、「釣った魚の鮮度管理」です。
暑さの中でクーラーに入れているつもりでも、真水の氷だけでは不十分な場合があります。
そんな時こそ活躍するのが、「海水氷(かいすいごおり)」。
今回は、猛暑時に海水氷が真水氷よりも圧倒的に効果的な理由を、釣り人向けにわかりやすく解説します。
■ 猛暑の釣行で起こりやすい「魚の劣化」と「食中毒」
猛暑の環境下では、クーラーボックス内でも以下のような問題が起こりがちです。
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氷がすぐに溶けてぬるくなる
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魚の表面が水っぽくなり雑菌が繁殖
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真水の影響で魚の細胞が壊れる
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酸化・ぬめり・異臭が出て食中毒の原因に!
特に夏は、腸炎ビブリオや大腸菌といった食中毒菌が活性化する危険ゾーン。
たった数時間で菌が何千倍にも増殖してしまいます。
■ 真水氷と海水氷の違いとは?
多くの釣り人が使用する「真水氷」は、家庭用冷蔵庫やスーパーの氷などが一般的。
一方「海水氷」は、海水(塩分約3.5%)を凍らせたもので、プロの漁師や市場でも使われています。
その違いを比べてみましょう。
| 比較項目 | 真水氷 | 海水氷 |
|---|---|---|
| 冷却速度 | 急冷しやすいが表面だけ | 緩やかで内部までじっくり冷却 |
| 魚への負担 | 浸透圧の違いで細胞が壊れやすい | 浸透圧が近く細胞にやさしい |
| 溶けた後の温度 | 0℃付近 | -1℃前後で冷却力持続 |
| 雑菌対策 | 水でぬめりや菌が繁殖しやすい | 塩分の殺菌効果あり |
| 食味・見た目 | 水っぽくなりやすい | しっかり締まって美しい |
■ 猛暑対策として“海水氷”が釣り人におすすめな理由
① 浸透圧が魚の体液に近く、細胞が壊れにくい
真水氷に直接魚を入れると、浸透圧の差で体表の細胞が膨張・破裂しやすくなります。
その結果、雑菌が入りやすくなり劣化が進むのです。
海水氷なら、魚にとって自然に近い環境で冷却されるため、ダメージを最小限に抑えられます。
② 溶けても-1℃前後の温度帯を保ちやすい
海水は塩分があるため、凍っていても真水より溶けにくい性質があります。
そのため、冷却力が長時間持続し、魚全体を均一に冷やすことが可能。
猛暑の日でも、安心して長時間の釣行ができます。
③ 塩分により殺菌効果がある
真水は雑菌にとって理想の環境。
逆に海水には塩分による軽度の殺菌・抑菌作用があるため、菌の繁殖スピードを抑える効果があります。
特に夏場の青物、イカ、アジなど傷みやすい魚種では顕著な差が出ます。
■ 現場での使い方|海水氷を最大限活かすコツ
● クーラーボックスに「海水+海水氷」を入れる
氷だけでなく、少量の海水と一緒に使うことで魚全体がしっかり冷却される。
魚を「浸けるように冷やす」のがポイント。
● 活締め後すぐに投入!
魚を釣って締めた後、すぐに海水氷に入れることで体温を一気に下げる。
これが最も有効な食中毒対策であり、旨味も逃しません。
■ 海水氷はどこで手に入る?
釣太郎みなべ店、白浜店にて販売中
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1kgと3kgの2サイズ
■ まとめ|真夏の魚保存は“海水氷”が命綱!
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猛暑時は雑菌繁殖&魚の劣化が一気に進行
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真水氷は魚に負担をかけやすく、冷却持続力が弱い
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海水氷なら、浸透圧・温度・殺菌のすべてで優位
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釣った魚を最高の状態で持ち帰るなら、海水氷は必須!
夏の釣果を「美味しく」「安全に」楽しむために。
次回の猛暑釣行では、ぜひ**海水氷を活用した“本気の鮮度対策”**を実践してみてください!


