釣った魚、どうやって冷やしていますか?
昔から使われているのは「真水氷」ですが、今、新しい冷却法が釣り人の間で注目されています。
それが、**海の水を凍らせた「海水氷」**です。
この「海水氷」、ただ冷やすだけじゃありません。
食中毒の原因菌である「腸炎ビブリオ」や「大腸菌」などの繁殖を抑える力があり、食の安全性を
高める新常識として釣り人から支持を集めています。
■ 食中毒の原因菌はどこに潜む?
夏場を中心に、魚介類による食中毒が後を絶ちません。
とくに問題視されているのが、
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腸炎ビブリオ(生魚・刺身に多く存在)
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大腸菌(不衛生な取り扱いや内臓汚染によって混入)
これらの菌は水温25℃以上で急速に繁殖し、わずか数時間で危険なレベルに達することもあります。
つまり「釣った後の処理」が甘ければ、どんなに新鮮な魚でもリスクがあるということです。
■ 海水氷が人気の理由|なぜ菌の繁殖を抑えられるのか?
「海水氷って冷えるだけじゃないの?」
そう思った方に、ぜひ知っておいてほしい3つのポイントがあります。
① 海水の塩分が雑菌繁殖を抑える
海水には約3.5%の塩分が含まれており、これは細菌にとっては生きづらい環境。
塩分の浸透圧によって、菌の水分が奪われ、活動が抑制されるのです。
腸炎ビブリオは「海の菌」ではあるものの、魚が真水に触れることで一気に繁殖する傾向があるため、真水氷はむしろ逆効果になるケースも。
その点、海水氷なら自然な環境で穏やかに冷却できるので安心です。
② 細胞を壊さず魚を守る
真水氷では魚の体表や身がふやけて、細胞が壊れやすくなります。
壊れた細胞からは水分やタンパク質が漏れ出し、雑菌にとって最高の繁殖条件に。
一方、海水氷なら浸透圧の差が小さいため、魚の体が傷みにくく、雑菌の侵入口を減らす効果が期待できます。
③ ゆるやかな冷却で低温安定
海水は塩分の影響で、0℃でも完全には凍らず、マイナス1〜2℃前後の状態を保つことができます。
この絶妙な温度帯が、菌の繁殖を防ぎながら、魚の身を凍らせず、劣化も防ぐという理想的な環境をつくり出します。
■ 実際の釣り現場ではどう使われている?
海水氷は、以下のように活用されています。
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バッカンに海水+海水氷で、アジやイカを即冷却
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クーラーボックスに海水氷を敷き詰め、釣果を直に収納
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活き締め・血抜き後に海水氷に浸けて、臭みのない仕上がりに
特にアオリイカや青物(ブリ・カンパチ)など、鮮度が命のターゲットにこそ効果絶大。
プロの釣り人や飲食店も取り入れる、一歩進んだ冷却術として注目を集めています。
■ 海水氷はどこで手に入る?手作りできる?
現在、海水氷は下記のような場所で購入可能です。
釣太郎で釣り人に圧倒的な人気を得ています。
1kg=200円、3kg=350円。
もちろん、現地で海水をくみ取り、自分で冷凍する方法もあります。
■ これからの時代、魚の冷却は「真水氷」から「海水氷」へ!
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食中毒菌(腸炎ビブリオ・大腸菌)のリスクを抑え
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鮮度維持と身質保持を両立
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専門家もすすめるプロ仕様の冷却手法
これからの釣りは、「釣る」だけでなく「どう持ち帰るか」も技術のうち。
家族や友人に安心して魚を食べてもらうために、海水氷という選択を。
真水氷の時代は終わり、これからは“海水氷”が新常識です。


