その中には食用になるものと、基本的に食用に適さないものがあります。
■ 潮だまりで採れる【食べられる海藻】
● ワカメ(若布)
・春先に新芽が出る茶色の海藻
・食用:味噌汁、酢の物、しゃぶしゃぶに
・特徴:ひらひらした葉と、中心に茎(中肋)がある
・※磯に自然生育している天然ワカメはとても風味豊か
● アオサ(ヒトエグサ)
・緑色で柔らかく、岩に張り付くように生える
・食用:味噌汁、天ぷら、塩蔵して保存も可
・特徴:1枚の葉のような姿。日当たりのいい潮だまりに多い
● フノリ(布海苔)
・細くてつやのある濃い赤紫色の海藻
・食用:味噌汁やそばの薬味に。熱湯で緑に変わる
・特徴:乾燥させるとツルツルとした光沢がある
● オゴノリ
・枝分かれした赤系の海藻。つるんとした感触
・食用:ところてんの原料、酢の物にも
・※一部の地域では毒性の報告もあり、加熱調理が推奨
■ 潮だまりで見かける【食べられない・非推奨の海藻】
● ウミトラノオ(海虎の尾)
・細長くてやや硬め。虎の尾のような見た目
・食用:不可。消化に悪く、味も良くない
・特徴:海底の砂地や岩場に付着して群生
● ホンダワラ類(アカモク、カギケノリなど)
・一部は地域で食べられるが、潮だまりのものは細すぎて不向き
・特徴:浮袋(小さな丸い袋)がある
・※時期によっては強い臭いがすることもあり、食用には向かない個体も多い
● ミル(海松)
・松の木のような形状。細かく枝分かれ
・食用:基本的に非食用(乾燥しても粘りや風味なし)
・特徴:岩場に密集して生え、見た目は美しいが食用には不向き
● 苔類のような海藻(緑色の苔状)
・見た目:苔のようにびっしり岩に生えている
・食用:不可。砂が多く、口当たりが悪い
・特徴:アオサと混同しやすいが、触るとポロポロ崩れる
■ 注意事項:磯の海藻を採る前に知っておくこと
・採取ルール:漁業権や禁漁期間がある地域もあります。必ず事前確認を。
・識別が難しい種類は、食べないのが基本。アオサと似た有毒種もあります。
・持ち帰り後は真水でしっかり洗う:雑菌・砂・小さな生物が付着していることも。
・生食は避けて加熱推奨:アオサやフノリも加熱することで安全性が増します。
✅ 潮だまりの恵みを楽しむなら、「確実に識別できる海藻」のみを採取・食用に!
✅ 地域によっては「天然アオサ狩りイベント」も開催されています。


