和歌山・南紀地方の釣り人がよく使う「上り潮」「下り潮」という言葉は、潮の干満のこと
ではなく、潮の流れる“方向”=潮流の向きを指す言葉です。
とても大事な概念で、釣果にも直結します。
■ 上り潮(のぼりじお)
・南から北に向かって流れる潮(=黒潮の流れと同じ方向)
・串本→すさみ→白浜→田辺と、南から北へ潮が流れる
・この潮は黒潮本流や分流が強く接岸している状態を意味し、
水温が高め・澄潮・魚の活性が高いことが多い
・青物やアオリイカの回遊が活発になる潮とも言われ、好条件
・釣り場によっては潮が当て潮になり、潮目ができて魚が集まりやすくなる
■ 下り潮(くだりじお)
・北から南に向かって流れる潮(黒潮と逆方向)
・田辺→白浜→すさみ→串本と、北から南へ潮が流れる
・この潮は黒潮が離岸しているか、反転流が優勢なときに起きる
・水温がやや下がり気味で、濁り潮になることが多い
・場合によってはエサ取りが増えたり、魚の食いが渋くなることもある
■ 現場ではどう判断する?
現地で「上り潮か下り潮か」を見分ける方法は以下の通りです。
◎ 簡易チェック法
| チェック項目 | 見方 |
|---|---|
| 潮の流れる方向 | 海面の浮遊物や潮目の動きが北向き → 上り潮 / 南向き → 下り潮 |
| 仕掛けの流れ | ウキや仕掛けがどちらへ流れるか |
| 水温の変化 | 急に水温が上がった → 上り潮の可能性 |
| 魚の活性 | 活性が高く、青物が入ってきた → 上り潮傾向 |
■ なぜ重要なのか?
潮の方向は、魚の回遊ルート・プランクトンの流れ・ベイトの集まりすべてに影響します。
特に南紀のような黒潮接岸エリアでは、
-
上り潮=「釣れる潮」
-
下り潮=「しんどい潮(釣果が落ちやすい)」
と覚えている釣り人も多いです。
■ まとめ
| 用語 | 意味 | 釣りへの影響 |
|---|---|---|
| 上り潮 | 南→北への潮流(黒潮方向) | 魚の活性◎、水温上昇、釣果期待大 |
| 下り潮 | 北→南への潮流(黒潮と逆) | 水温↓、濁り、エサ取り増加の可能性 |


