アオリイカ(アオリイカ属 Sepioteuthis)の記憶力は、実は私たちが思っている以上に「高レベル」です。
以下にその特徴を、釣り人向けにわかりやすく整理してみます。
🧠 アオリイカの記憶力はどれくらい?
・短期記憶:数十分〜数時間レベル
→ 一度危険を感じたエギ(ルアー)や場所を、しばらく避ける行動が確認されています。
→ 例:「同じ色・同じ動きのエギ」を何度も見せると、途中から無視する(学習済み)
・長期記憶:数日~数週間レベルも
→ 実験では、トレーニングから2週間後でも学習内容を保持していた例があります(条件反射型学習)
・個体差あり(成長段階で差が出る)
→ 秋の新子よりも、春の大型アオリイカの方が記憶力・学習能力が高い傾向があります。
→ 大型個体は「このエサ(アジ)は動きが変だ」と見抜くことも。
🎣釣りへの応用:アオリイカの記憶力を意識したテクニック
| 状況 | 意識すべきこと |
|---|---|
| 同じエギを投げ続けている | 一度見切られたら、色・サイズ・沈下スピードを変更すること |
| 連日同じポイントで釣っている | スレ(学習)対策が重要。ナイトゲームやタイミングを変える |
| フィールドがプレッシャー高め | 一投目が勝負。学習する前に仕留めることがカギ |
| イカが触って離す(乗らない) | 警戒心が働いたサイン。動きの緩急、ヤエン投入タイミングを変える |
🧪豆知識:科学研究の裏付け
・アオリイカは視覚による学習に特化しており、映像や形の違いを認識して記憶可能。
・正の強化(ご褒美)や負の強化(罰)による条件付け学習が可能なことが確認されています。
・神経構造は非常に高度で、軟体動物の中ではトップクラスの知性を持っています。
🔚結論(釣り人向け)
アオリイカの記憶力は「バカにできない」どころか、釣られるときは学習する前だけというのが本音。
同じパターンでは連続ヒットしにくくなり、変化を与えることが釣果に直結します。
「昨日と同じやり方では、今日は釣れない」
それがアオリイカ釣りの奥深さでもあります。

