真水で魚洗ったらまずくなるのはなぜ?

「釣った魚を真水で洗ったらまずくなる」――これは経験則としてもよく知られている現象ですが、ちゃんと理由があります。
浸透圧の観点から、わかりやすく解説しますね。


◆ 結論:真水で魚を洗うと、うま味や鮮度が落ちるから!


◆ 原因①:浸透圧の差で水分が体内に入る → 身がゆるむ!

・魚の体液は、海水と同じくらいか、やや薄い程度の「しょっぱさ」
・でも、真水は塩分がほぼゼロ
→ この差が「浸透圧ストレス」を生みます!

👉 真水に触れると、魚の身の中に水がどんどん入り込む
👉 筋肉がふやけて、プリッとした食感がなくなる
👉 特に締めた直後に真水をかけると、身割れ・ドリップが出やすくなる


◆ 原因②:表面のうま味・脂が流れ出る

・魚の皮や表面には、うま味成分(アミノ酸やイノシン酸)や脂肪が多くあります
・これらは水に溶けやすい成分なので…

👉 真水でザブザブ洗うと、うま味や脂が流出する!
👉 特に脂のりが良い魚(アジ・サバ・ブリなど)は顕著です


◆ 原因③:ぬめりや粘膜がはがれる → 劣化が早くなる

・魚の表面の「ぬめり」や「粘膜」は、雑菌の侵入を防ぐバリア
・でも真水に触れると、この粘膜が溶けるようにはがれてしまいます

👉 雑菌が繁殖しやすくなり、鮮度が落ちるスピードが早まる


◆ じゃあどうすればいいの?

✅ 基本は【海水 or 海水氷】で洗う
 → 魚にとって浸透圧の差がないため、身質やうま味がキープされる

✅ どうしても真水を使うなら…
 → 短時間で手早く
 → 締めた後すぐではなく、血抜きや内臓処理のあとに
 → 洗ったあとは、しっかり拭いて水分を残さない!

✅ 保存は「海水氷」または「塩水氷」がおすすめ
 → 氷1:海水2 の割合でつくると理想的


◆ 釣り人にありがちなNG行動

❌「真水でジャバジャバ洗って、クーラーに放り込む」
→ せっかく釣った魚が、ふにゃふにゃ&水っぽくなって激減点!

❌「真水氷で保存」
→ 体液と浸透圧が合わず、水分が入り込んでドリップだらけになる


◆ まとめ(ざっくり)

洗い方 うま味 食感 鮮度 おすすめ度
真水で洗う × △〜×
海水で洗う
真水で軽く流す △(応急的)

 

釣った魚を真水で洗ったらまずくなる。この理由説明。釣太郎

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