魚の「浸透圧」をわかりやすく解説します。

◆ 浸透圧ってなに?

・簡単に言えば
 →「水分が濃いほうから薄いほうへ移動しようとする力」

・たとえば:
 → しょっぱい梅干しを水につけると、しょっぱさ(水に溶けた塩分)が外に出ていく
 → 逆に、ナスを塩もみにすると、水がナスから出てくる

これが「浸透圧」の力です。


◆ 魚にとっての浸透圧とは?

魚の体の中にも水と塩分があります。
でもその濃さは、海水や淡水とちょっと違うんです。
だから、魚は体の中の水や塩分が出たり入ったりしないように、バランスをとって生きてるんです。


◆ 海水魚の浸透圧調節

・海の水は塩分が多くてしょっぱい
・でも、魚の体の中はそれより薄め(体液は海水より塩分が少ない)

そのため…

👉 体から水分が出ていってしまう!
👉 体に塩分がどんどん入ってきてしまう!

なので、海水魚はこうやって調整しています:

  • たくさん海水を飲む

  • 腎臓やエラで塩分を体外へ捨てる


◆ 淡水魚の浸透圧調節

・川の水は塩分がほとんどない=うすい水
・でも、魚の体の中はそれよりしょっぱい(濃い)

だから…

👉 体に水分がどんどん入ってきてしまう!
👉 体から塩分がどんどん抜けていく!

そのため、淡水魚は:

  • 水をあまり飲まない

  • おしっこをたくさん出して水分を外へ捨てる

  • エラで塩分を取り込む


◆ じゃあ汽水域や回遊魚はどうしてるの?

たとえばスズキやウナギ、アユなど、
「海と川を行き来する魚」はどちらにも対応できる特別な体質を持っています!

これを「浸透圧調節能力が高い魚」って言います。


◆ 浸透圧の知識が釣りに役立つ場面

釣った魚を活かしておきたいとき
→ 海水を汲んで、塩分濃度を変えずに保存することが大事
→ 真水で洗うと、浸透圧で体にダメージが出る(鱗が浮く、粘膜が溶ける)

神経締めや血抜きの後の保管方法
→ 海水氷(海水+氷)がおすすめ
→ 真水氷だと、浸透圧差でうま味が抜けたり、身が崩れることも


◆ まとめ(ざっくり一言で!)

水の種類 魚の体との関係 魚の体に起こること 対応方法
海水 外の方がしょっぱい 水分が出て塩が入る 飲んで、塩を出す
淡水 外の方がうすい 水分が入って塩が抜ける 飲まずに、塩を取り入れる
汽水 中間 柔軟な調節が必要 対応できる魚だけ

魚の浸透圧についての解説。釣太郎

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