バナメイエビって時々見かけるけど、ブラックタイガーとはどう違うの?

バナメイエビ(Litopenaeus vannamei) は、世界で最も広く養殖されているエビの一種です。

基本情報

学名:Litopenaeus vannamei

英名:Whiteleg shrimp

分類:十脚目(エビ目)クルマエビ科

原産地:中南米(太平洋沿岸)

主な生産国:エクアドル、タイ、ベトナム、中国、インドなど


バナメイエビの特徴

1. 価格が安く流通量が多い

・成長が早く、大量養殖に適しているため、価格が安定している
・ブラックタイガーやクルマエビに比べて安価
・日本のスーパーや飲食店でも一般的に使われる

2. 養殖に適した種

・病気に強く、養殖環境でも高い生存率
・汽水や低酸素環境でも生きられるため、さまざまな環境で養殖可能
・短期間で成長し、大量生産に適している(約3~6か月で出荷サイズ)

3. 味の特徴

・比較的淡白でクセがない
・加熱するとプリプリした食感になる
・ブラックタイガーよりもソフトな食感で、甘みがある


バナメイエビの利用方法

エビフライ・天ぷら・エビチリなど:揚げ物や炒め物に適している

寿司・刺身:養殖エビは生食用に処理され、寿司ネタとしても利用

冷凍エビ製品:むきエビやIQF(急速冷凍)エビとして流通


バナメイエビ vs ブラックタイガーの違い

比較項目 バナメイエビ ブラックタイガー
価格 安い 高め
白っぽい 縞模様がある
食感 柔らかめ しっかりした弾力
甘み ほどよく甘い 濃厚な甘み
養殖適性 病気に強く生存率が高い 病気に弱く養殖が難しい
成長速度 速い(約3~6か月で出荷) やや遅い(約6~9か月)

日本市場におけるバナメイエビの立ち位置

日本で流通するエビの大半がバナメイエビ

・冷凍むきエビ、寿司ネタ、加工食品のエビとして多用

・ブラックタイガーよりも安価で、業務用食材として人気

・飲食店の「エビマヨ」「エビフライ」などでよく使用

生食用としても流通

・冷凍でも品質が安定しているため、生食用の「生エビ」としても流通

・寿司ネタの「生エビ」や「ボイルエビ」はバナメイエビのことが多い


バナメイエビの養殖と環境問題

養殖が拡大する一方で、環境問題も指摘されている ・大規模養殖により沿岸のマングローブ林

が破壊される問題

・エビ養殖池の排水による水質汚染の懸念

・持続可能な養殖(ASC認証や環境配慮型養殖)が求められている

持続可能な養殖の動き ・近年、ASC(Aquaculture Stewardship Council)認証のエビが増加

・閉鎖循環式養殖や低環境負荷の養殖技術が発展


まとめ

バナメイエビは世界で最も多く養殖されるエビの一種

価格が安く、寿司や加工食品、揚げ物など幅広く利用されている

ブラックタイガーよりも柔らかく甘みがあるが、やや淡白な味わい

持続可能な養殖の重要性が高まっており、環境負荷を考慮した生産が進められている

日本の食卓でも馴染み深いバナメイエビですが、

環境への影響も考えながら選ぶことが重要になっています。

最近よく見かけるバナメイエビのご説明。釣太郎

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