アオリイカ釣りで活アジを使う際、多くの釣り人がエアーポンプ(ブクブク)=酸素を供給する
装置だと思っていますが、実はこれ大きな勘違いです。
ブクブクから出ているのは、酸素ではなく空気。
つまり、酸素濃度を劇的に上げるわけではないのです。
では、なぜブクブクが必要なのか?
アジの生存率を上げるために正しい知識を身につけましょう。
エアーポンプ(ブクブク)が送り出しているのは「空気」
エアーポンプのホースから出る気泡は、酸素100%ではなく、普通の空気です。
空気の組成は以下のようになっています。
| 成分 | 割合 |
|---|---|
| 窒素(N₂) | 約78% |
| 酸素(O₂) | 約21% |
| その他 | 約1% |
つまり、ブクブクから出る気泡のうち、**酸素はたった21%**しか含まれていません。
そのため、酸素を直接注入しているわけではなく、あくまで空気を送り込んでいるだけなのです。
ブクブクの役割:水面の酸素交換を促進する
ブクブクの最大の役割は、
「水中の酸素を増やす」のではなく、「酸素の交換をスムーズにする」ことです。
なぜなら、魚(アジ)は水中の酸素をエラで取り込みますが、
酸素が水に溶けるスピードは非常に遅いため、水が停滞すると酸素不足になりやすいのです。
ブクブクがあると、
- 水面を揺らして空気との接触面積を増やす
- 水流を生み出し、酸素の少ない水と酸素の多い水を混ぜる
この2つの効果で、水の中に酸素が効率よく供給されます。
しかし、気泡そのものが水に溶ける酸素はごくわずかなので、勘違いしないようにしましょう。
エアーポンプの使い方を間違えると逆効果?
実は、エアーポンプの使い方を間違えると、アジの体力を削り、逆に弱らせる原因になります。
特にアオリイカ釣りでアジを元気な状態に保つには、以下のポイントに注意しましょう。
1. 気泡が強すぎるとアジに負担がかかる
- 強すぎるエアーは水流を生み、アジが常に泳がなければならない状態に。
- 体力を消耗し、釣り場に着く前に弱ってしまうことも。
- ブクブクの強さは「中~弱め」に調整するのがベスト。
2. 水温が上がると酸素不足になる
- 夏場は特に注意!
- 水温が高くなると水中の酸素が溶けにくくなるため、酸欠になりやすい。
- クーラー+凍らせたペットボトルで適度に冷やし、水温を20℃前後にキープ。
3. 水の交換を忘れると酸素不足に
- アジが排泄するアンモニアが蓄積すると、水質が悪化し酸欠の原因に。
- 最低でも2~3時間おきに半分程度の水を交換するのが理想。
- できるだけ釣り場の海水を使うと、ストレス軽減にもつながる。
本当に酸素濃度を上げたいなら「酸素ストーン+純酸素ボンベ」
「空気ではなく、純粋な酸素を送り込みたい」場合は、
酸素ストーン+酸素ボンベの組み合わせが必要です。
特に、高価なアジやイワシを長時間活かしておく場合、
この方法を使うと酸素濃度を極限まで高め、魚のストレスを減らすことが可能になります。
しかし、純酸素を使うとアジが酸素酔いを起こしてしまうこともあるため、
酸素量を調整しながら使うのがポイントです。
【まとめ】エアーポンプの役割と正しい使い方
✅ ブクブクが出すのは「酸素」ではなく「空気」(酸素は約21%)
✅ 水面を揺らして「酸素の交換を促進」するのが本来の役割
✅ エアーが強すぎるとアジが疲れてしまうため「中~弱め」に調整
✅ 水温が高いと酸素不足になりやすいので、適温を維持することが重要
✅ 純酸素を使いたいなら「酸素ストーン+酸素ボンベ」を活用
エアーポンプを過信せず、正しい使い方でアジを元気に保ち、アオリイカ釣りの釣果をアップさせましょう!


