・**シガテラ毒(Ciguatoxin)**は、海産魚による食中毒の一種で、熱帯・亜熱帯地域を
中心に発生する神経毒。
・プランクトン由来の毒素が食物連鎖を通じて魚に蓄積し、人がそれを食べることで中毒を引き起こす。
・加熱や冷凍では無毒化できないため、予防が最も重要。
【シガテラ毒を持つ魚】
シガテラ毒は主にサンゴ礁域の大型魚に蓄積する。
以下の魚種は特に注意が必要。
① ハタ類(グルーパー)
・バラハタ(スジアラ)
・アカハタ
・オオスジハタ
・マダラハタ
② フエダイ類(スナッパー)
・ハマダイ(オナガ)
・バラフエダイ
・アオチビキ
③ カマス類
・オニカマス(バラクーダ) → 最も中毒例が多い!
④ その他の魚
・アカマンボウ
・カンパチ
・イソマグロ
・アイゴ類(スクガラスの原料)
【シガテラ中毒の症状】
シガテラ中毒の特徴は、神経系への影響が強いこと。
✅ 主な症状
・手足のしびれ、脱力感
・温度感覚異常(冷たいものが熱く感じる)
・めまい、吐き気、下痢
・筋肉痛、関節痛
・心拍数の異常(徐脈・頻脈)
✅ 発症タイミング
・食後1~24時間以内に発症するケースが多い。
・軽度なら数日で回復するが、重症の場合は数か月~数年後まで後遺症が続くこともある。
【シガテラ中毒の対策】
現在、特効薬はなく、予防が最も重要!
✅ 対策① 危険な魚を避ける
・特に「大型個体」(体長50cm以上)は毒の蓄積量が多いため、食べない方が安全。
✅ 対策② シガテラ毒の分布を知る
・沖縄、奄美、南西諸島、小笠原諸島など、日本でも発生例がある。
・海外では、カリブ海、ハワイ、南太平洋地域が有名な発生地。
✅ 対策③ シガテラ毒の簡易検査キットを活用
・一部の地域では簡易検査キットが販売されている。
・ただし、完全な安全確認はできないため、最も確実なのは危険な魚を食べないこと!
【まとめ】
・シガテラ毒はサンゴ礁域の大型魚に蓄積する神経毒で、加熱や冷凍では消えない。
・特にハタ類・フエダイ類・カマス類(バラクーダ)などが要注意。
・中毒すると神経症状が出て、長期間後遺症が残ることもある。
・予防が最も大切で、大型個体の魚は食べないのがベスト!


