これ、偶然じゃないです。
完全に“条件が揃った結果”です。
現場レベルで見ると、原因はだいたいこの5つです。
① 水温上昇で生存率が異常に高い。
ここが一番デカい。
近年は冬の水温が落ちきらない。
本来は冬にかなり減る魚ですが、
落ちないからそのまま春に持ち越す。
結果、数が倍々で増える。
南紀は黒潮の影響が強いので、特に顕著です。
② 天敵の減少。
アイゴは毒があるので元々捕食されにくい。
さらに近年は大型魚(青物・ハタ系)が減少傾向。
食われない=増える。
これもシンプルな話です。
③ 海藻が増えているエリアに集中。
アイゴは草食寄りの魚。
・ホンダワラ
・アオサ
こういう海藻をバリバリ食う。
海藻がある場所に、群れで居着く。
結果「そこだけ異常に釣れる」状態になります。
④ 産卵サイクルがズレている。
これ、かなり重要です。
本来は季節がある程度決まっている。
でも最近は水温が安定しない。
結果、
・長期間ダラダラ産む
・複数回産卵する
これで一気に数が増える。
⑤ 外洋からの流入(黒潮の押し込み)。
南紀特有の現象です。
黒潮が寄ると、
外洋の魚が一気に入ってくる。
アイゴも例外じゃない。
回遊+居着きが混ざると、爆発的に見える。
まとめ。
「今年だけ多い」じゃないです。
・水温
・天敵
・エサ
・産卵
・黒潮
全部揃っている。
だから今、異常に多い。
正直これ、しばらく続きます。
むしろ“これが普通”になる可能性すらある。
釣り人目線で言うと、
・サビキの邪魔
・毒で危険
ただし逆に、
・数釣り練習
・食べれば美味い
こういう見方もできます。
嫌われ者ですが、
環境の変化を一番正直に教えてくれる魚です。

