春のアオリイカは「浅場にいる」と思われがちですが、実際は違います。
本当に釣れる個体ほど、かなりの割合で深場にいます。
理由はシンプルで、
「水温」と「水質」が安定しているからです。
まず水温。
春は日によって気温差が大きく、浅場はすぐに温まる反面、すぐに冷えます。
特に雨や北風が入ると、水温は一気に落ちます。
アオリイカは急激な温度変化を嫌うため、安定した深場へ落ちる傾向があります。
一方で深場は、
外気の影響を受けにくく、1日の変化が小さい。
つまり、
「常に16〜18℃前後をキープしやすいゾーン」になりやすい。
この温度帯こそ、春イカが最も動きやすいラインです。
次に水質。
春は雨が増え、水潮が入りやすい時期です。
浅場は濁りや塩分低下の影響をモロに受けます。
これに対して深場は、
塩分も透明度も比較的安定しています。
ここで重要なのが「二層構造」です。
表層は水潮で濁り、
中層〜底はクリアな海水。
この状態になると、アオリイカは迷わず下に落ちます。
さらにもう一つ。
ベイトの存在です。
春はイワシや小アジがまだ安定しておらず、
むしろ底付近に溜まりやすい傾向があります。
つまり、
エサもイカも深場にいる。
これが、
「春は深場が強い」本当の理由です。
じゃあ浅場はダメなのか。
そうでもありません。
条件が揃えば一気に浅場へ入ってきます。
・晴天が続いた
・水温が安定した
・濁りが抜けた
・ベイトが入った
この4つが揃うと、
産卵を意識してシャローに差してきます。
ただしこれは“タイミング勝負”。
外せば一気に無になります。
だから安定して釣るなら、
最初は深場を攻める。
これが基本です。
まとめ。
春のアオリイカは浅場にいるのではなく、
「条件が悪いと深場に落ちている」が正解です。
水温が安定し、
水質がクリアで、
ベイトが絡む場所。
ここを外さなければ、釣果は大きく変わります。
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