この白く細長い糸状の寄生虫は、宿主である魚が死ぬと内臓から私たちが食べる筋肉(身)の方へと移動する厄介な性質を持っています。
これに気づかず生きたまま人間の胃袋に入れてしまうと、強酸性の胃液から逃れようと胃壁や腸壁を突き破ろうと猛烈に噛み付いてきます。
その時に襲ってくるのは、屈強な大人でさえ七転八倒してのたうち回るほどの尋常ではない激痛と激しい吐き気です。
さらに恐ろしいのは、特効薬がなく、一度発症してしまうと病院に駆け込んで内視鏡で直接つまみ出すしか痛みを止める確実な方法がないことです。
だからこそ、釣れた魚はすぐに内臓を取り出したり、先ほどの海水氷などでしっかりと芯まで冷やして鮮度管理を徹底することが絶対に欠かせません。
せっかくの美味しい魚で苦しい思いをしないためにも、正しい処理と知識で安全に海の恵みを堪能してください。
当然ですが生きているので動きます。

