「アジとイワシ、どっちがエサとして強いのか?」という疑問は、釣り人なら一度は考えます。
結論から言うと、万能性はアジ。
瞬発力とアピール力はイワシ。
これが現場での答えです。
アジが強いと言われる最大の理由は、まず丈夫さにあります。
酸欠や水質変化には弱い魚ですが、それでもイワシよりは扱いやすく、針持ちも良く、長時間エサとして使いやすいです。
泳がせ釣りでは、弱りにくいこと自体が大きな武器になります。
さらにアジは、泳ぎが安定しています。
暴れすぎず、弱りすぎず、ちょうどいい動きを長く続けるため、ヒラメ、アオリイカ、ハマチ、ブリなど幅広いターゲットに通用します。
つまり対応力が高いエサです。
一方、イワシの強みは圧倒的なアピール力です。
銀色の強いフラッシング。
細かい震え。
逃げ惑うような泳ぎ。
これがフィッシュイーターに強烈に効きます。
特に青物が高活性の時は、アジよりイワシの方が一気にスイッチを入れることがあります。
「見つけさせる力」
「追わせる力」
ではイワシが上です。
ただし、イワシは弱りやすい。
ウロコも取れやすく、扱いが雑だとすぐ死にます。
つまり、爆発力はあるが安定感に欠けるエサです。
なので使い分けはシンプルです。
安定して釣りたいならアジ。
一撃で食わせたいならイワシ。
ヤエンやウキ泳がせで長く自然に見せたいならアジ向きです。
青物狙いで回遊が見えていて、今まさに食う状況ならイワシが強いです。
南紀のように潮が速く、青物の回遊が濃い場面では、イワシがハマる日も多いです。
ただ、店で扱う側、釣り人が管理する側まで含めると、総合力ではやはりアジに分があります。
つまり結論はこうです。
総合的に強いのはアジ。
条件が揃った時の破壊力はイワシ。
どちらが上かではなく、状況で使い分ける人が一番強いです。

