南紀の堤防では、ほぼ一年を通してアジが釣れます。
サビキ釣りをしていると
「なぜここはアジが多いのか」
と疑問に思う人もいるでしょう。
その答えは
黒潮(くろしお)
にあります。
南紀の海は、日本でも特に黒潮の影響が強い海域です。
この暖流が
アジの回遊ルートを作っている
と言っても過言ではありません。
黒潮とは何か
黒潮は、日本の南岸を流れる巨大な暖流です。
フィリピン沖から始まり
台湾
沖縄
四国
紀伊半島
へと北上していきます。
水温は
20〜28℃
非常に暖かい海流です。
この暖流は
プランクトン
小魚
回遊魚
を大量に運びます。
その中に
アジの群れ
も含まれています。
南紀は黒潮が最も近い地域
日本の中でも
紀伊半島南部
つまり
・串本
・すさみ
・白浜
・みなべ
このあたりは
黒潮が非常に近い海域です。
そのため
暖かい海水
豊富なベイト
が常に流れ込んできます。
これが
アジが多い理由です。
アジの基本的な回遊ルート
アジは外洋で生まれます。
卵や仔魚は
黒潮に乗って運ばれます。
そして成長すると
湾
港
沿岸
へ移動してきます。
流れとしては
外洋
↓
黒潮
↓
沿岸
↓
港
このルートです。
南紀でアジが港に入る理由
黒潮は巨大な流れです。
しかし海岸に近づくと
枝分かれする流れ
ができます。
これを
分流
と呼びます。
この分流によって
プランクトン
小魚
が港へ流れ込みます。
アジは
ベイトを追って港に入る
のです。
サビキ釣りでアジが釣れる仕組み
サビキ釣りは
小さな疑似エサ
で魚を釣ります。
アジがサビキに反応するのは
プランクトンや小魚に見えるからです。
黒潮の分流で
プランクトンが港に入る
↓
それを食べるアジが集まる
↓
そこにサビキを入れる
つまり
自然の食物連鎖を利用した釣り
です。
黒潮が近い年はアジが多い
南紀の釣りでは
黒潮の位置が非常に重要です。
黒潮が
紀伊半島に接岸
すると
・水温が上がる
・ベイトが増える
・回遊魚が増える
という現象が起きます。
その結果
アジ
カマス
青物
などが増えます。
黒潮が離れるとどうなる?
逆に
黒潮が沖へ離れると
海水温が下がり
ベイトも減ります。
すると
アジの群れも減ります。
釣り人が
「今年はアジが少ない」
と言う年は
黒潮の位置が影響していることが多いです。
南紀は全国でもアジが豊富
南紀の海は
黒潮の恩恵を強く受けています。
そのため
アジ
カマス
青物
など回遊魚が豊富です。
全国の中でも
かなり恵まれた釣り場
と言えるでしょう。
要約
南紀でアジが釣れる理由は
黒潮にあります。
黒潮が
プランクトン
小魚
を運び
それを追って
アジが沿岸へ回遊します。
そして
港
堤防
へ入ってきます。
そこに
サビキ仕掛け
を入れることで
アジが釣れるのです。
海の仕組みを知ると
サビキ釣りは
さらに面白くなります。

