一般的に魚の泳ぐ速度には、常に泳ぎ続ける「巡航速度」と、捕食や逃走時の「瞬発速度(最高速度)」があります。
ここでは、最もエキサイティングな最高速度を中心に比較してみましょう。
| 魚種 | 推定最高時速 | 特徴・備考 |
| クロマグロ | 約 80〜90 km/h | 海のサラブレッド。時速100kmに達するという説も。 |
| カツオ | 約 60〜70 km/h | マグロに匹敵するスピードスター。止まると死ぬ宿命。 |
| ブリ(ワラサ) | 約 40〜50 km/h | 力強い突っ込みが魅力。持久力も兼ね備える。 |
| ヒラマサ | 約 50〜60 km/h | 「海のスプリンター」。ブリよりも根に潜る速度が速い。 |
| カンパチ | 約 50 km/h前後 | 瞬発的なパワーは青物随一。突進力に定評あり。 |
| ソウダガツオ | 約 40〜50 km/h | 小型ながらカツオの血を引く超高速ツッコミ。 |
| サバ | 約 20〜30 km/h | サイズの割に速い。バイブレーションのような走りが特徴。 |
| カマス | 約 15〜25 km/h | 待ち伏せ型だが、捕食の瞬間は鋭い加速を見せる。 |
| アジ | 約 10〜15 km/h | 回遊魚の中ではゆったりだが、群れでの回避行動は巧み。 |
| イワシ | 約 8〜12 km/h | 単体では遅いが、大きな群れで外敵を翻弄する。 |
なぜ彼らはこれほど速いのか?
青物たちの体がラグビーボールのような「紡錘形」をしているのは、水の抵抗を極限まで減らすためです。
特にマグロやカツオは、胸鰭を体のアドバンテージに収納できる構造になっており、まさに生きた魚雷と言えるでしょう。
これだけの速度で泳ぐ魚が針に掛かれば、リールから糸が激しく引き出されるのも納得ですね。
釣りにおける「速度」の重要性
ルアーフィッシングにおいて、リールの巻き取り速度が重要視されるのはこのためです。
例えば時速50kmで泳ぐヒラマサに対して、あまりにスローな誘いでは見切られてしまうこともあります。
魚の最高速度を知ることで、ドラグ設定ややり取りのイメージがより具体的になるはずです。

