昔から、
「カマス1匹、底1000匹」
と言われます。
これは、
海面や表層で1匹見えたら、
その下にはまだまだ見えていない群れがいる、
という釣り人の経験則です。
ただ、
実際の堤防や漁港で大群に遭遇すると、
この言葉では足りない場面があります。
なぜなら、
釣り人が見ているのは群れ全体ではなく、
あくまで表面の一部にすぎないからです。
カマスの群れは、
横に長く伸びます。
しかも、
縦方向にも層になりやすい。
さらに、
一度通り過ぎたように見えても、
同じ群れが反転して戻ることもあります。
つまり、
目の前で見えている100匹や300匹は、
全体のほんの一角であることが珍しくありません。
だから、
本当に魚影が濃い日には、
「1匹の下に1000匹」
どころか、
実感としては
「数千匹」
さらに条件がそろえば
「万匹級ではないか」
と感じる場面すらあります。
海の色が変わる。
群れの端が見えない。
どこへ投げても魚の気配がある。
こういう日は、
昔の言い回しを超えた世界です。
要するに、
「カマス1匹底1000匹」は間違いではありません。
ただしそれは、
大群の日の上限ではなく、
むしろ最低ラインに近い感覚とも言えます。
今の釣り場では、
本当に群れが入った時、
現実は
「1匹の下に数千匹〜万匹」
と見た方が、
あの圧倒感に近いのです。
要約
「カマス1匹底1000匹」は昔ながらの名言ですが、
現代の大群を目の当たりにすると、
実際はそれ以上の規模に感じることがあります。
横の広がり、
縦の層、
回遊の反復まで含めれば、
現実は
「1匹底数千匹〜万匹」
という表現の方がしっくりくる日もあります。

