「カマス1匹、底1000匹」は大げさなようでいて、実は現場感覚にかなり近い言い回しです。
昔から漁師の世界でも「カマス一匹、底千尾」と言われ、1匹見えたら下には相当数がいる目安として使われてきました。
では、実際の群れの巨大さを要因ごとに100%で分けるとどうなるか。
まず40%は、もともとの群れの尾数そのものです。
カマスは群れで行動する魚で、小型~中型では数百匹から数千匹規模になることがあり、釣り場では「壁」のように見えることがあります。
次の25%は、横方向の長さです。
群れは一点に固まるだけでなく、堤防沿いを帯状に伸びます。
だから目の前に100匹見えていても、左右に続いていれば実数は一気に跳ね上がります。
みなべ店前堤防でも、2026年3月時点で30〜40cm級が数百匹〜千匹規模とされています。
次の20%は、縦の層の重なりです。
表層だけ見えていても、その下の中層に同じ群れが重なっていることが多いです。
釣り人が見ているのは群れ全体の“上澄み”で、実際は二層三層になっていることもあります。
このため、見えている数の2倍前後いても不思議ではありません。
最後の15%は、回遊の反復による圧です。
同じルートを群れが何度も通ると、釣り人には一帯が全部カマスに見えます。
実際、群れは時間差で戻ることがあり、現場では“消えた”のではなく“回っている”だけのこともあります。
つまり結論は、
カマスの群れが巨大に見える理由は、
**尾数40%、横の広がり25%、縦の層20%、回遊反復15%。合計100%**です。
だから、みなべ堤防の今朝のような群れは「1000匹でも大げさではない」
どころか、条件次第ではそれ以上に見えて当然です。
釣り人が感じたあの圧倒感は、見間違いではありません。

