魚は捕食の時に骨が刺さらないの?

魚が丸のみで小魚を食うと、
「骨が刺さらないのか」は気になるところです。

口やのど、
胃の作りの話として整理します。

基本は、
刺さりにくいように食べている
です。

魚食性の魚は、
獲物を頭から丸のみすることが多いです。
これは、
ヒレやトゲ、
ウロコの向きが後ろへ寝やすくなり、
食道を傷つける危険を減らせるからです。
実際、
魚を頭側から飲み込むことは、
食道のこすれや損傷を減らす方向に働くと報告されています。

また、
多くの肉食魚は
口が大きく、
獲物をつかんで向きを整えて飲み込む

作りになっています。
ブリタニカ(世界的に有名な百科事典サイト)でも、
捕食性の魚は歯を
「かみ砕く」より
つかむ・保持する・飲み込みやすい向きにする
ために使うと説明されています。

さらに、
魚はそもそも
飲み込める大きさに限界がある
生き物です。
口だけでなく、
のど、
食道、
胃へ続く内部の“通り道”の大きさが制限になるので、
無茶なサイズは飲み込みにくいです。
つまり、
骨が危ない以前に、
通せる相手だけを食いやすい
わけです。

とはいえ、
絶対に刺さらないわけではありません。
人間では魚骨が喉や食道、
まれに胃腸を傷つける例が知られていて、
魚骨そのものが危険な形をしているのは事実です。
魚でも、
硬いトゲのある魚や、
向きが悪い飲み込み方をすると、
負担や損傷のリスクはあると考えるのが自然です。

なので結論は、

魚は骨が刺さらないのではなく、
刺さりにくい向きとサイズを選んで飲み込んでいる。
ただしリスクがゼロではない。

釣り人向けに一言で言えば、
「魚は骨を無視しているのではなく、頭から飲んでトゲを寝かせている」
というイメージです。

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