🟦 ① 定置網(ていちあみ)
▶ 海の中に“家”を作って魚を誘い込む漁法
仕組み
- 魚の通り道(回遊ルート)に巨大な網を設置
- 魚が自然に入り込み、そのまま“生け簀状の網”に溜まる
- 逃げにくい構造になっている
特徴
- 魚にストレスが少ない
- 活けのまま水揚げできる
- 鮮度が非常に良い
- 大型魚(ブリ・カツオ・タイなど)が多い
獲れる魚の例 ブリ、カンパチ、マダイ、アジ、サバ、イサキ、シイラなど
ポイント → 自然に入ってくる魚を獲る“待ちの漁法”
🟧 ② 刺し網(さしあみ)
▶ 魚が“網に引っかかる”ことで獲る漁法
仕組み
- 魚が通りそうな場所に網を張る
- 魚が泳いでぶつかり、ヒレやエラが網に絡んで動けなくなる
- そのまま漁獲
特徴
- 網にかかった魚は動けないため鮮度はやや落ちやすい
- 1匹ずつ絡むため、サイズはバラバラ
- 小規模漁師さんが多く使う
獲れる魚の例 ヒラメ、カレイ、カサゴ、タイ、アジ、サバなど
ポイント → “引っかけて獲る”漁法
🟥 ③ 巻き網(まきあみ)
▶ 魚の群れを“ぐるっと囲んで一気に獲る”漁法
仕組み
- 魚群探知機で群れを見つける
- 船で円を描くように網を落とす
- 下から網を閉じて魚を一気に囲い込む
特徴
- 大量に獲れる
- 群れで動く魚に特化
- 水揚げ量が多いため価格が安定しやすい
獲れる魚の例 イワシ、サバ、アジ、カツオ、マグロなど
ポイント → “群れごと一気に獲る”スピード漁法
🎣 3つの違いを一言でまとめると?
| 漁法 | 仕組み | 向いている魚 |
|---|---|---|
| 定置網 | 魚が自然に入るのを待つ | ブリ・タイ・イサキなど大型魚 |
| 刺し網 | 網に引っかけて獲る | ヒラメ・カレイ・根魚 |
| 巻き網 | 群れを囲んで一気に獲る | イワシ・サバ・アジ・マグロ |
まとめ:漁法を知ると“魚の背景”が見えてくる
同じ魚でも、 どの漁法で獲れたか によって、鮮度・価格・味わいが変わります。
釣り人にとっても、 「今この魚が沿岸に寄っているのか?」 「群れが入ってきているのか?」
など、海の状況を読むヒントになります。

