フカセ釣りでは、円錐ウキの号数(0、G2、B、2B…)と、ガン玉の号数が同じだからといって、
「BのウキにはBのガン玉を付ければいい」 と思われがち。
しかし実際は、オキアミを付けると沈まない・沈みすぎるなど、トラブルが起きやすい。
その理由と正しい合わせ方を、分かりやすく解説する。
■ 結論:BウキにBガン玉は“目安”であって、必ずしも沈まない
円錐ウキの「B」は、 “B相当の浮力がある”という目安であり、 実際の浮力はメーカーやモデルによって大きく違う。
さらに、仕掛け全体には以下の重さが加わる:
- ハリ
- ハリス
- サルカン
- オキアミ(エサの重さ)
- 海水の抵抗
- 潮の流れ
つまり、ウキの号数=ガン玉号数では成立しない。
■ なぜオキアミを付けると沈まないのか?
① オキアミは“浮力を持つ”
実はオキアミは水中でわずかに浮力を持つ。 特に大きいオキアミほど浮きやすい。
→ Bウキ+Bガン玉でも、オキアミの浮力で沈まないことがある。
② 海水の抵抗で仕掛けが“持ち上がる”
潮が緩い時や、ウキ下が浅い時は、 仕掛け全体が潮に押されて浮き気味になる。
③ ウキの実浮力がBより強い場合
同じ「B」でも、メーカーによって浮力はバラバラ。 実際は B+G2相当の浮力を持つウキも珍しくない。
■ 正しい考え方:ウキの号数は“スタート地点”にすぎない
フカセ釣りのウキ合わせは、 「ウキの号数にガン玉を合わせる」のではなく、
「その日の潮に合わせて微調整する」のが正解。
▼ 基本の調整ステップ
- ウキの号数に近いガン玉を付ける(例:BウキならB)
- オキアミを付けて、実際に沈むか確認
- 沈まない → G2やG5を追加
- 沈みすぎる → ガン玉を小さくする or 外す
- 最終的に、ゆっくり沈む“半遊動状態”が理想
■ よくある誤解と正しい理解
| 誤解 | 正しい理解 |
|---|---|
| BウキにはBガン玉でOK | メーカーで浮力が違うため“目安”にすぎない |
| オキアミは沈む | 実はわずかに浮力がある |
| ウキが沈まないのはガン玉不足 | 潮の抵抗や仕掛けの長さも影響 |
| 号数を合わせれば誰でも同じ動きになる | その日の潮で毎回調整が必要 |
■ まとめ:Bウキ=Bガン玉は「スタート」。最終調整が釣果を左右する
- BウキにBガン玉はあくまで基準
- オキアミは浮力があるため、沈まないことは普通
- メーカーで浮力が違うので、現場で微調整が必須
- 理想は「ゆっくり沈む」状態
フカセ釣りは、ウキの微調整が釣果の9割と言っても過言ではない。
号数に縛られず、潮に合わせて調整することが上達の近道。

