サビキ釣りなんかしてると、プクッと膨れる可愛いフグがよく釣れるよな。
愛嬌ある顔してるけど、こいつの毒はホンマに笑えんレベルでヤバいんや。
昔から「青酸カリの1000倍の毒」って言われてるけど、あれは決して大げさな脅し文句ちゃうねん。
今回は、釣り人なら絶対に知っておきたいフグ毒の恐ろしい仕組みについて、ガッツリ解説していくで。
青酸カリの1000倍は本当か?致死量で比べる毒の強さ
結論から言うと、フグの毒が青酸カリの1000倍強いっていうのは紛れもない事実なんや。
サスペンスドラマなんかでよく見る青酸カリの致死量は、だいたい成人で200ミリグラムから300ミリグラムくらいやねん。
それに比べて、フグの毒である「テトロドトキシン」の致死量は、たったの1ミリグラムから2ミリグラムや。
ほんの耳かき一杯にも満たない量で、人間の命を奪ってしまうんやから恐ろしい話やで。
しかも熱にめちゃくちゃ強くて、煮ても焼いても毒の成分は全く消えへんのや。
素人が適当にさばいて鍋にして食べるなんて、文字通り命を捨てるようなもんやで。
呼吸が止まる?テトロドトキシンの恐ろしい仕組み
なんでそんなに少量の毒で死んでしまうんか、その仕組みを簡単に説明するわな。
人間の体は、脳からの命令を神経を通して筋肉に伝えることで動いてるんや。
その神経の伝達には「ナトリウムチャネル」っていう小さなトンネルが重要な役割を果たしてるんやね。
テトロドトキシンは、このナトリウムチャネルの穴にスポッと蓋をして、神経の伝達を完全にブロックしてしまうんや。
命令が届かんくなった筋肉は全く動かんくなって、最終的には呼吸をするための筋肉まで麻痺してしまうねん。
意識はハッキリしてるのに息ができんくなって窒息するっていう、想像しただけでもゾッとするような最期を迎えることになるんやで。
なんでフグはそんな猛毒を持ってるん?
ここで一つの疑問が湧いてくると思うんやけど、フグ自身はなんで自分の毒で死なへんのやろな。
実は、フグは生まれつき体の中に毒を持ってるわけちゃうねん。
海の中におる毒を持った細菌から始まって、それを食べたプランクトン、さらにそれを食べたヒトデや貝なんかを、フグがバリバリ食べるんや。
そうやってエサから取り込んだ毒を、自分の肝臓や卵巣に少しずつ溜め込んでいく「生物濃縮」っていう仕組みなんやで。
フグ自身の神経はテトロドトキシンが効かない特別な構造になってるから、毒を溜め込んでもケロッとしてられるんや。
自分の身を守るための最強の鎧として、エサから毒を調達してる賢い魚なんやな。
まとめ:釣れても絶対に素人調理はアカンで
フグの毒の恐ろしさ、少しはわかってもらえたかな。
堤防釣りでクサフグやショウサイフグが釣れても、絶対に自分で持ち帰ってさばいたらアカンで。
美味しいフグを食べたかったら、ちゃんと免許を持ったプロの板前さんがおるお店に行くのが一番や。
釣れたフグは優しく海に帰してあげて、安全第一で釣りを楽しむんが一番かっこええ釣り人の姿やで。
和歌山で釣りを楽しむ時は、釣太郎にもぜひ寄ってってな。

