ボラ・黒鯛(チヌ)が臭い理由とは?臭くない個体との違いと臭いを最大95%減らす処理方法

ボラや黒鯛(チヌ)は「臭い魚」というイメージを持たれがちですが、実はすべてが臭いわけではありません。

同じ魚でも
・全く臭わない個体
・強烈に臭う個体
この差は非常に大きく、釣り人の処理方法によって味は劇的に変わります。

この記事では
・ボラとチヌが臭くなる本当の理由
・臭くない個体との違い
・血抜き・海水氷・塩処理でどれだけ臭いが減るか
を科学的な視点と現場データで解説します。


ボラ・チヌが臭いと言われる本当の理由

① エサの違い(最大の原因)

ボラやチヌは「環境の影響を強く受ける魚」です。

特に内湾・港・河口では以下を食べています。

・底のヘドロ
・腐敗した有機物
・プランクトンの死骸
・生活排水由来の栄養物
・藻類

これらの臭い成分(ジオスミン・トリメチルアミンなど)が体内に蓄積します。

つまり
臭い=魚の問題ではなく環境の問題です。

逆に臭くない個体

・外洋に近い場所
・潮通しの良い磯
・きれいな海域
・回遊個体

これらはほぼ無臭です。
「ボラは美味い」という地域は外洋個体を食べています。


② 血液の酸化臭

魚の臭いの大半は血です。

血が残ると
・鉄臭
・生臭さ
・腐敗臭

が急速に増えます。

特にチヌは血が多く臭いが出やすい魚です。


③ 内臓の劣化スピード

ボラ・チヌは内臓の劣化が早い魚です。

理由
・雑食性
・腸が長い
・消化物が腐敗しやすい

釣った後すぐ臭いが出るのはこれが原因です。


④ 水分量の多さ

臭い魚の共通点は

「身の水分量が多い」

水分が多いほど腐敗菌が増えやすく臭いが強くなります。


臭くない個体との違い(釣り人が判断する方法)

現場で見分けるポイント。

臭くない魚の特徴

・背中が青く透明感がある
・体表のヌメリが少ない
・内臓の臭いが弱い
・脂のりがある
・潮通しの良い場所で釣れた

臭い魚の特徴

・泥臭い場所で釣れた
・体色がくすんでいる
・ヌメリが強い
・内臓臭が強烈

特に港奥のボラは要注意です。


臭いはどれくらい減る?処理別の効果

釣太郎の現場データと魚の腐敗研究からの目安です。


血抜き → 約40%臭い軽減

最も重要な処理。

効果

・血臭の除去
・酸化防止
・雑菌増殖抑制

やり方
・エラ切り
・海水中で放血5〜10分

これだけで別の魚レベルになります。


海水氷冷却 → 約40%臭い軽減

プロ漁師が使う方法。

効果

・急速冷却
・腐敗停止
・浸透圧で余分な水分排出
・内臓臭抑制

真水氷より効果が高い理由
→魚の細胞を壊さないため。


塩を振る(塩締め) → 約20%軽減

効果

・余分な水分除去
・臭い成分排出
・身が締まる

特にチヌに有効。


3つ併用するとどうなる?

合計効果

血抜き:約40%
海水氷:約40%
塩締め:約20%

→重複効果を考慮して

約80〜95%の臭い軽減

実際は「臭い魚 → 高級魚レベル」まで変わります。


最強の処理手順(釣り人用)

1 釣ったら即血抜き
2 海水氷へ直行(0〜2℃)
3 帰宅後に塩を軽く振る
4 内臓を早く除去

これでほぼ臭いは消えます。


なぜ釣り人によって評価が真逆になるのか

「ボラは臭い」
「チヌはまずい」

と言う人の多くは

・血抜きしていない
・常温放置
・真水氷のみ
・処理が遅い

一方で美味いと言う人は処理をしています。

魚の評価の差=処理の差です。


まとめ

ボラ・チヌが臭い理由は魚種ではなく

・環境
・血
・内臓
・処理方法

によるものです。

臭い対策の最強組み合わせは

・血抜き → 約40%減
・海水氷 → 約40%減
・塩締め → 約20%減

合計80〜95%軽減可能。

正しく処理すれば
ボラもチヌも極上の魚になります。

ボラ・チヌが臭い理由は魚種ではなく・環境
・血・内臓・処理方法
。臭いは・血抜き → 約40%減・海水氷 → 約40%減・塩締め → 約20%減。合計80〜95%軽減可能。釣太郎

 

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