釣った魚を最高に美味しい状態で持ち帰る。
そのために最も重要なのが「冷やし込み」です。
特に、氷と海水を混ぜて作る「潮氷(しおごおり)」は、魚の体温を一気に下げる最強の方法です。
しかし、氷と海水の割合を間違えると、魚が凍りすぎたり、逆に冷えなかったりします。
今回は、クーラーボックスのサイズ別に、最適な「氷+海水」の黄金比と活用術を解説します。
1. 鮮度を極める「氷と海水の黄金比」とは?
結論から言います。 基本の黄金比は「氷 2 : 海水 1」です。
この割合がなぜ最強なのか。
それは、海水を入れることで氷の隙間が埋まり、魚全体を均一に冷やせるからです。
氷だけでは、魚に当たっている部分しか冷えません。
しかし、海水が多すぎると氷がすぐに溶けてしまい、保冷力が長続きしません。
「氷がひたひたに浸かる程度」を目安にするのが、ベストな潮氷の状態です。
2. 【小型クーラー】アジング・メバリング(〜15L)
アジやメバルなどの小型魚は、熱が通りやすく傷みやすいのが特徴です。
だからこそ、釣れた瞬間の「即冷却」が命になります。
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氷の量: クーラーの容量の3分の1~半分。
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海水の量: 釣り場に着いたら、氷が浸かる程度まで注ぐ。
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ポイント: 小型魚は数釣りが基本です。 魚を入れるたびに水温が上がるので、氷は多めに用意しましょう。 ペットボトル氷よりも、表面積の広い「バラ氷」や「砕いた板氷」が圧倒的に冷えます。
3. 【中型クーラー】フカセ釣り・エギング(20L〜35L)
グレ、チヌ、アオリイカなどがターゲットとなるサイズです。
長時間の釣行になることが多いため、氷の持ち(持続性)も重要になります。
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氷の量: クーラーの底一面に敷き詰め、さらにその上に重ねる(容量の3分の1以上)。
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海水の量: 釣り開始時に作るのではなく、魚が釣れる直前、または釣れてから入れるのがコツ。 最初から海水を入れると、釣れる前に氷が溶けてしまいます。
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ポイント: アオリイカは直接水につけると白くなることがあります。 ジップロックに入れてから、この潮氷につけると最高ランクの鮮度を保てます。
4. 【大型クーラー】青物・オフショア(40L〜)
ブリやヒラマサ、カツオなどの大型魚は、魚自体の体温が高く、ボックス内の温度を一気に上昇させます。
ここでは「質」より「量」の戦いになります。
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氷の量: 最低でも容量の半分。 夏場なら「満タン」でも良いくらいです。
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海水の量: 魚が完全に浸かる量が必要ですが、海水が多すぎると重くなりすぎます。 魚のエラにしっかりと冷水が通るよう、頭を下にして突っ込み、隙間を氷で埋めます。
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ポイント: 大きな板氷と、隙間を埋めるバラ氷の「併用」が最強です。 板氷で持続力を、バラ氷で冷却速度を稼ぎます。
5. なぜ「バラ氷」が推奨されるのか?
釣太郎でも提供している「バラ氷」は、板氷に比べて表面積が圧倒的に広いです。
表面積が広いということは、それだけ海水と触れる面積が増え、水温を一瞬で下げることができます。
「秒で冷やす」ことが鮮度保持のすべてです。
特に朝一の出発時や、釣れ始めたタイミングでの追い氷には、バラ氷が最適です。
まとめ
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基本比率は「氷2:海水1」。
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小型クーラーは最初から潮氷を作る。
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中型〜大型は、釣れてから海水を入れる(氷の温存)。
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隙間なく冷やすには「バラ氷」を活用する。
せっかく釣った魚です。
正しい冷やし方を知り、お店で買うよりも美味しい「釣り人の特権」を堪能してください。
氷の準備は、釣り人の最初の大仕事です。
釣太郎では、冷却力抜群の氷をご用意して、皆様の釣果をお待ちしております。

