「高い竿とリールを揃え、ポイントも研究した。
なのに、持ち帰った魚が家族に不評だった」 そんな経験はありませんか?
それは当然の結果です。
なぜなら、あなたは「魚を釣るプロ」を目指していても、「魚を食べるプロ」としての意識が
欠けているからです。
魚の味は、海の中にいる時ではなく、陸に上がった後の数分間で決まります。
釣ることに全精力を注ぎ、釣った後を軽視するその姿勢こそが、魚をまずくしている最大の原因なのです。
見出し構成
1. タックルは一流、保冷は三流
数万円のロッドやリールを自慢する釣り人に限って、ホームセンターの安価なクーラーボックスを
使っていたり、氷の量をケチっていたりします。
厳しい現実ですが、どれだけ高級な道具で釣り上げても、保冷力が低い環境に入れた時点で、
その魚の価値はゼロに近づきます。
魚とのファイトは一瞬ですが、持ち帰るまでの時間は数時間にも及びます。
この数時間を守り抜く投資を惜しむ人に、美味しい魚を食べる資格はありません。
2. 「釣った瞬間」に興味を失う心理
釣り人には狩猟本能があるため、魚が掛かるまでのプロセスと、釣り上げる瞬間にドーパミンが放出されます。
しかし、釣り上げた瞬間に「目標達成」と感じ、急激に関心が薄れてしまう人がいます。
その結果、魚を地面に放置して写真を撮ったり、次の仕掛けを準備したりと、一番重要な「締め」のタイミングを逃してしまいます。
魚は陸に上がった瞬間から、刻一刻と死へ向かい、劣化が始まっています。
この「興味の空白時間」をなくさない限り、鮮度は守れません。
3. 「魚」ではなく「食材」として扱う意識
海を泳いでいる時は「ターゲット(獲物)」ですが、釣り上げた瞬間からそれは「食材(食べ物)」に変わります。
スーパーで買った高級肉を、炎天下のコンクリートの上に置く人はいないはずです。
しかし、釣り場では平気で魚を地面に転がしている光景を目にします。
泥や砂にまみれ、直射日光にさらされた魚が、美味しくなるはずがありません。
「命をいただく」ということは、最後まで責任を持って最高の状態で管理するということです。
4. 料理の腕前以前に、素材が死んでいる
「帰ってからどう料理しようか」とレシピを検索する前に、やるべきことがあります。
どんなに料理上手な人が調理しても、釣り場で適切に処理されなかった魚は、臭みがあり、
身に張りがありません。
逆に言えば、釣り場で適切な「脳締め」「血抜き」「冷やし込み」さえ行えば、
ただ切って醤油をつけるだけで極上の料理になります。
料理の味を決めるのは、包丁の技術ではなく、釣り場での処理技術です。
5. 真の上級者は「持ち帰り方」も美しい
本当に釣りが上手い人は、釣った後の所作にも無駄がありません。
魚が掛かれば手際よく取り込み、写真を撮るよりも先にナイフを入れ、一瞬で締めてクーラーに移します。
彼らは知っているからです。
「最高の魚を食べさせてこそ、家族が次の釣りを応援してくれる」ということを。
釣る技術と同じくらい、持ち帰る技術を磨くことが、長く釣りを楽しむ秘訣です。
まとめ
「釣って終わり」は、ただの殺生です。 「美味しく食べてこそ、供養になる」と考えを改めてみませんか。
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釣具と同じくらい、クーラーと氷に投資する
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釣り上げたら、次を投げる前にまず締める
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食材として丁寧に扱う
この意識を持つだけで、あなたの釣果は「生臭い魚」から「極上のグルメ」へと変わります。
鮮度保持のための締め具、高性能クーラーボックス、そしてたっぷりの氷。
美味しい魚を持ち帰るための準備は、すべて釣太郎にお任せください。

