日本の海で魚が捕食する小さなエビ類といえば
アミエビ、オキアミ。
この2つが真っ先に思い浮かびます。
しかし実際には魚が日常的に捕食している小型エビ類は10種類以上のグループが存在します。
この記事では
・日本の海にいる小さなエビ類を網羅的にリストアップ
・それぞれの特徴
・どんな魚が捕食しているのか
を、釣り人視点で分かりやすく解説します。
結論:日本の海で魚が捕食する小型エビ類は「約12系統」
種レベルまで細かく分けると数百種に及びますが
釣りや生態の視点で重要なのは約12グループです。
以下が全体像です。
① アミエビ類(アミ目)
代表種
・イサザアミ
・クロアミ
・ホッカイアミ
特徴
・体長5〜20mm
・半透明で群泳
・浅場から沿岸に非常に多い
捕食する魚
・アジ
・イワシ
・サバ
・メバル
・チヌ
解説
日本の沿岸で
最も魚に食べられているエビ類です。
撒き餌のアミエビの正体もこれ。
② オキアミ類(オキアミ目)
代表種
・ツノナシオキアミ
・ナガレオキアミ
特徴
・体長10〜30mm
・プランクトン性
・沖合に多い
捕食する魚
・イワシ
・サバ
・マグロ類
・クジラ
解説
食物連鎖の要。
日本近海の回遊魚は
オキアミ依存度が非常に高いです。
③ サクラエビ類
代表種
・サクラエビ
特徴
・体長40mm前後
・発光器を持つ
・深海性
捕食する魚
・マダイ
・アジ
・サバ
解説
駿河湾で有名。
実は魚にとっても高栄養エサ。
④ ヨコエビ類(端脚目)
代表種
・ハマヨコエビ
・イソヨコエビ
特徴
・体長5〜20mm
・横向きに泳ぐ
・岩場や海藻帯に多い
捕食する魚
・メバル
・カサゴ
・アイナメ
解説
根魚の主食級。
甲殻類パターンの基本。
⑤ ワレカラ類
特徴
・体長5〜10mm
・細長くカマキリ状
・海藻やロープに付着
捕食する魚
・メバル
・アジ
・チヌ
解説
見た目は地味だが
沿岸魚の重要なタンパク源。
⑥ テッポウエビ類(幼体含む)
特徴
・幼体はプランクトン生活
・成体は砂底に生息
捕食する魚
・ヒラメ
・マゴチ
・チヌ
解説
成長段階で
魚のエサにもなるエビ。
⑦ クーマ類(クマエビ目)
特徴
・体長3〜10mm
・砂底に多い
・あまり泳がない
捕食する魚
・シロギス
・カレイ
解説
砂地魚の隠れた主食。
⑧ シャコ類(幼生)
特徴
・成体は大型
・幼生はプランクトン
捕食する魚
・アジ
・イワシ
解説
成体は捕食者
幼生は被食者。
⑨ モエビ類(小型遊泳エビ)
特徴
・体長10〜30mm
・夜行性
・沿岸に多い
捕食する魚
・アオリイカ
・シーバス
解説
「エギはエビ」と言われる理由の一部。
⑩ シラスエビ類(エビ幼生全般)
特徴
・多種エビの幼生
・サイズ数mm
捕食する魚
・ほぼすべての小型魚
解説
魚の初期成長を支える存在。
⑪ カイアシ類(厳密にはエビではないが重要)
特徴
・体長1〜3mm
・プランクトン
捕食する魚
・稚魚全般
解説
魚の「最初のエサ」。
⑫ ミジンコ型甲殻類(オストラコーダ等)
特徴
・体長1〜2mm
・夜間に浮上
捕食する魚
・稚魚
・小型回遊魚
解説
夜釣りで重要な存在。
まとめ
日本の海で魚が捕食する小さなエビ類は
・アミエビ
・オキアミ
だけではなく12の主要グループが存在します。
釣りにおいて
・エサ選び
・ルアー形状
・カラー
を考える上で「魚が何を食べているか」を知ることは最大のヒントになります。
魚はエビを見て生きている。
この視点が釣果を変えます。

