もし寒尺アジを釣ったらどうする?
寒尺アジは
「釣り方」より
「締め方・冷やし方・食べるタイミング」で味が決まります。
調理法はシンプルでいい。
素材のポテンシャルを殺さないことが最優先です。
寒尺アジが特別に美味しい理由
冬の尺アジは
・水温低下で身が締まる
・脂肪分が15%前後まで上がる
・血生臭さが出にくい
つまり、
身は締まり、脂は乗り、クセが少ない
理想的な状態です。
この状態を壊さず食べるのがポイントです。
釣った直後の処理が9割
ここを間違えると、
どんな料理も台無しになります。
① できるだけ早く締める
・エラを切る
・脳締め
・しっかり血抜き
これだけで
生臭さは激減します。
② 真水に触れさせない
寒尺アジは
真水に弱い魚です。
・身が水っぽくなる
・旨味が抜ける
冷却は
必ず海水氷が理想です。
③ 冷やしすぎない
キンキンに凍らせると
脂の甘みが感じにくくなります。
・0〜2℃をキープ
・氷直当ては避ける
これがベストです。
寒尺アジのおすすめの食べ方
① 王道は「刺身」
まずは刺身。
これが寒尺アジの基準点です。
・皮を引いた普通の刺身
・身は厚めに切る
脂の甘みが
舌にじわっと広がります。
わさびは
付けすぎないのがコツです。
② なめろう(冬は最強)
寒尺アジの脂は
叩くことで一気に立ち上がります。
・味噌は少なめ
・薬味は控えめ
「味噌を食べる」ではなく
アジを食べる意識で。
ご飯にも
酒にも合います。
③ 軽く締めたアジのたたき
表面だけ
サッと湯引き or 炙り。
中はレア。
これで
脂の甘さと香ばしさが両立します。
④ 塩焼き(実は通好み)
寒尺アジは
焼いても身がパサつきません。
・塩は焼く直前
・振りすぎない
皮目から脂がにじみ出ます。
「アジ=安い魚」という
イメージが完全に崩れます。
⑤ 一夜干し(翌日用)
すぐ食べないなら
一夜干しもおすすめです。
・風通しの良い場所
・干しすぎない
脂の旨味が凝縮され、
焼くと香りが別物になります。
食べるタイミングの目安
・当日:刺身、たたき
・1日後:刺身 or なめろう
・2日後:塩焼き、一夜干し
寒尺アジは
鮮度命だが、少し寝かせても旨い魚です。
やってはいけないこと
・真水で洗う
・締めずに持ち帰る
・常温放置
・冷やしすぎ
これをやると
「普通のアジ」になります。
まとめ
寒尺アジを最高に美味しく食べるコツは
・素早い締め
・海水氷での冷却
・シンプルな調理
この3つだけです。
寒尺アジは
手をかけすぎない人ほど
一番おいしく食べられる魚。
釣った人だけが味わえる
冬のご褒美です。

