まえがき:今年の冬、アオリイカがおかしい?
「1月に入ったのに、なぜこんなにアタリが多いんだ?」
「例年なら深場に落ちるはずのイカが、まだシャロー(浅場)で食ってくる」
南紀・紀伊半島の現場で竿を出している皆さま、そんなふうに感じていませんか。
実はその「違和感」には、科学的な裏付けがあります。
先日発表された最新の海況速報(2026年1月8日発行)を見ると、
今、紀伊半島でアオリイカが釣れ続いている決定的な理由が一目でわかります。
今回はこの海況図を紐解きながら、今の激アツな状況を解説します。
証拠画像:真冬に「オレンジ色」の衝撃
2026年1月8日現在の潮流と水温
注目すべきは、紀伊半島(和歌山県)沿岸の色です。
地図の左下、和歌山沿岸に**「オレンジ色」**のエリアがべったりと接岸しているのが見て取れます。
釣れる理由1:黒潮が「近すぎる」
この図のオレンジ色は、水温20℃〜21℃台を示しています。 そして、太いグレーの点線が**「黒潮本流」**です。
通常、1月の寒風が吹けば沿岸の水温は急激に下がります。
しかし今年は、黒潮本流が潮岬をかすめるように**「極めて近い距離」を流れています。
まさに「天然の暖房」**が目の前にある状態。
これにより、冷たい北西風が吹いても海水温が下がりにくく、南紀エリア全体が高水温のプールのように守られているのです。
釣れる理由2:アオリイカの「適水温」をキープ
アオリイカの生態として、以下の水温目安が知られています。
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16℃以上:活発にエサを追う
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15℃以下:活性が下がり、深場へ移動し始める
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14℃以下:死滅のリスク、または完全な活動停止
今の海況図を見ると、沿岸部は余裕で18℃〜19℃以上をキープしていると推測されます。
つまり、イカにとっては**「暦は冬だけど、海の中はまだ秋」**という状態。
だからこそ、エサを求めて回遊する高活性な個体が、まだショア(岸)の射程圏内をウロウロしているのです。
今後の予測と攻略法
この黒潮の配置が続く限り、和歌山県・紀伊半島エリアのアオリイカ好調はしばらく続くと予想されます。
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狙い目:水温が高いので、夜間だけでなく日中(デイゲーム)の回遊も期待大。
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ポイント:潮通しの良い堤防や磯周り。黒潮の恩恵を直接受けるエリア(白浜・みなべ以南)は特に有望です。
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レッドモンスター:水温が高い年は、大型の「赤系アオリイカ」の接岸も早まる傾向にあります。
まとめ:今釣りに行かない理由がない!
「寒波が来たから釣れないだろう」という常識は、今年の南紀には通用しません。海の中はアツアツです。
水温がガクンと落ちるその前に。 この「黒潮の恵み」を逃さず、自己記録級の一杯を狙いに来てください。
釣太郎みなべ店では、アオリイカ攻略に必須の活きの良いアジ、そして最新の現地情報を揃えてお待ちしています。

