紀南地方で50cmオーバー(年無し)が頻繁に釣れていた時期と、近年の状況を比較
過去の記録と傾向
1. 特筆すべき記録(2004年のデータ) 過去の釣果集計サイト(現在は閉鎖されている場合が多い)や、当時の南紀エリアのデータを分析した資料によると、2004年(平成16年) は当たり年として知られています。 この年は、ある集計データだけで以下の記録が残っています。
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50cm以上の釣果報告数: 171件
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合計匹数: 483匹
これは非常に稀な「爆釣」の年であり、現在では考えられない数字です。
2. 近年の状況(2020年代) 近年、50cmオーバーの確率は著しく低下しています。 和歌山県釣連盟の「年間大物賞」などの記録を見ても、優勝サイズが50cmに届かない年や、50cmギリギリというケースが増えています。
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参考例: 令和7年度(2025年)の連盟暫定記録などを見ても、口太グレの長寸トップが40cm台後半(48cm〜49cmなど)で止まっている時期も見受けられます。
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確率: 現在、南紀で50cmオーバーに出会える確率は、全グレ釣果の 0.5%〜1%未満 とも言われており、「年に1匹出れば良いほう」という渡船区も珍しくありません。
減少の要因
数字が減少している背景には、以下の要因が複合的に絡んでいると考えられています。
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海水温の上昇とアイゴ等の食害: 磯焼けにより、グレの隠れ家や餌場となる海藻(ホンダワラ等)が激減したこと。
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選択的釣獲: 長年にわたり成長の早い大型個体が間引かれ続けてきたこと。
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環境変化: 黒潮の蛇行や潮流の変化により、大型グレの付き場が沖の深場へ移動した可能性。

