サビキ釣りやアジングで手軽に釣れて、刺身、フライ、南蛮漬けと、どう料理しても美味しいアジ。
釣太郎みなべ店周辺でも、ファミリーからベテランまで大人気のターゲットです。
しかし、持ち帰ったアジを捌いているとき、「ん?これ何?」という奇妙な物体に遭遇したことはありませんか?
実はアジは、いろいろな寄生虫がつきやすい魚でもあります。
中には食べると危険なものもあれば、見た目はグロテスクだけど無害なものも。
今回は、アジ釣りファンなら知っておきたい「アジの寄生虫」について、正しい知識を身につけましょう。
要注意!人体に害がある寄生虫
1. アニサキス
最も有名で、最も警戒すべき寄生虫です。
長さ2〜3cmほどの白い糸のような姿で、内臓の表面や筋肉(身)の中に渦巻き状に潜んでいます。
-
危険性:生きたまま食べると、人間の胃壁や腸壁に突き刺さり、激痛を伴う「アニサキス症」を引き起こします。
-
対策:
-
目視確認:捌く際に、内臓だけでなく身(特にハラミ部分)をよく見て、白い糸がないか確認する。
-
速やかな内臓処理:魚が死ぬと内臓から身の方へ移動します。釣ったらすぐに締めて、内臓を出して持ち帰るのがベストです。
-
加熱・冷凍:70℃以上での加熱、または-20℃で24時間以上の冷凍で死滅します。アジフライなら安心です。
-
見た目は怖いが「無害」な寄生虫
ここからは、人間に寄生することはなく、取り除けば食べても問題ない寄生虫たちです。
2. ウオノエ(別名:アジノエ)
アジの口の中を覗いたら、白いダンゴムシのような生き物がこちらを見ていた……!
そんなトラウマ級の体験をしたことがある人も多いはず。 これが「ウオノエ」です。
-
特徴:アジの舌に寄生し、体液を吸って成長します。つがい(オスとメス)で口の中にいることもよくあります。
-
対処法:見た目のインパクトは強烈ですが、人体には無害です。魚の口から取り除けば、そのアジは普通に食べられます。
-
余談:実は「鯛の九つ道具」の一つ「鯛の福玉」として、江戸時代には縁起物扱いされていたこともあります。揚げて食べると海老のような味がするとか……(勇気のある方はどうぞ)。
3. イカリムシ・カディゴ(ペンネラ)
アジの体表に、黒いひじきや針金のようなものが突き刺さっていることがあります。
これはイカリムシの仲間や、ペンネラと呼ばれる寄生虫です。 頭を魚の体に食い込ませてぶら下がっています。
-
特徴:身の中に頭が埋まっていますが、寄生された部位が少し赤くなったり硬くなったりすることがあります。
-
対処法:引っ張って抜き取り、刺さっていた周囲の身を少し切り取れば、問題なく加熱して食べられます。刺身にする場合は、寄生されていた周辺は避けたほうが無難でしょう。
アジを美味しく安全に食べるために
「寄生虫がいる=捨てなければならない」ではありません。
海の中にいる天然の魚である以上、寄生虫がいるのはある意味「自然なこと」です。
大切なのは、以下の3点を守ることです。
-
内臓は早めに取り除く(アニサキス対策)
-
生食(刺身・たたき)の場合は、薄く切る&目視チェックを徹底する
-
不安な場合は、加熱調理(フライ・塩焼き・煮付け)にする
正しく処理すれば、釣りたてのアジはスーパーのものとは比べ物にならないほど絶品です。
「気持ち悪いから捨てる」のではなく、正しく取り除いて、命を美味しくいただきましょう。
釣太郎では、釣った魚の持ち込みも大歓迎! 「これ食べても大丈夫?」と不安な魚が釣れたら、
お気軽にスタッフに見せてくださいね。
(※種類によっては判別できない場合もありますが、精一杯アドバイスさせていただきます!)

