釣った魚を美味しく持ち帰るために欠かせない「脳締め」や「血抜き」。
ナイフを使うのが一般的ですが、「滑って危ない」「骨が硬くて切れない」と感じたことはありませんか?
そんな悩みを解決するのが、ササメ針(YAIBA-X)から発売されている**「魚絞め」専用のハサミ**です。 刃物の本場、岐阜県関市で作られた「本気」の切れ味を持つ2つのモデルについて、その用途と違いを解説します。
1. 万能のスタンダード「ヤイバ魚絞めマルチシザース」
まずは、シリーズの定番である「マルチシザース(YSC-1)」です。 「マルチ」という名の通り、中型魚までの処理ならこれ一本でほぼ完結します。
【主な特徴と用途】
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硬い骨やトゲを断つ「ハード厚刃」 通常のハサミでは刃こぼれしてしまうような、魚の硬いエラ蓋、背ビレの鋭いトゲ、中骨などを「バチン!」と切断できます。 ナイフだと力が入りにくい硬い部分も、テコの原理で簡単に切れます。
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安全に「脳締め・血抜き」ができる 刃先が鋭く頑丈なため、エラ膜を切って血抜きをする作業がスムーズです。 ナイフのように手元が狂って怪我をするリスクが低く、初心者の方にもおすすめです。
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錆に強いステンレス鋼 海水での使用を前提としているため、錆に強く、メンテナンスが楽なのも嬉しいポイントです。
【おすすめのターゲット】
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アジ、メバル、根魚、チヌ、グレなど、堤防や磯で釣れる一般的な魚全般。
2. 大型魚・青物専用「ヤイバ魚絞めメガシザース」
「マルチシザース」の兄貴分にあたるのが、さらに巨大で頑丈な「メガシザース(YSC-5)」です。 こちらは完全に**「大型魚・青物」**と戦うための仕様になっています。
【主な特徴と用途】
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極厚3mmブレードの破壊力 刃の厚さが3mmもあり、ブリやヒラマサといった大型青物の太い背骨や、硬い首周りもパワフルに切断できます。
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滑らない「片刃ギザロック」 大型魚の分厚い身や太い骨は、普通の刃だと滑って逃げてしまいがちです。 メガシザースは刃がギザギザ(セレーション)になっており、対象をガッチリ噛んで逃しません。
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長時間でも疲れない「アシストバネ付き」 大型のハンドルに加え、開閉を助けるバネが付いています。 数釣りでたくさんの魚を処理する際や、硬いものを連続で切る際の手の負担を大幅に減らしてくれます。
【おすすめのターゲット】
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ブリ、カンパチ、ヒラマサなどの青物。
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マダイやハタ類などの大型魚。
まとめ:用途に合わせたベストな選択を
この2つのハサミは、単なる糸切りバサミではありません。 「魚を締める・捌く」ことに特化した調理器具に近いツールです。
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堤防・磯釣りで、色々な魚を釣る方 → **「マルチシザース」**がベストバランスです。
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オフショアやショアジギングで、大型青物を狙う方 → **「メガシザース」**のパワーが必須です。
「関の刃物」クオリティの切れ味を一度味わうと、もうナイフでの締め作業には戻れなくなるかもしれません。 ぜひ、ご自身の釣りスタイルに合わせて選んでみてください。

