クサフグとショウサイフグの違い 見分け方を間違えると命に関わる理由を徹底解説

堤防や磯でよく釣れるフグの代表格が、
クサフグショウサイフグです。

この2種は、
・サイズ感が似ている
・色合いも似ている
・同じ場所で釣れる

という理由から、
非常に間違えられやすいフグです。

しかし、
この2種は
「扱い方」と「食に対する距離感」がまったく違います。

この記事では、
釣り人が現場で判断できるレベルまで噛み砕いて、
両者の違いを解説します。


結論から

迷ったら必ずクサフグ扱い

まず大前提です。

少しでも迷ったら、必ずクサフグとして扱ってください。

理由は単純で、
クサフグは
皮と内臓に強い毒を持つ、食用禁止が原則のフグだからです。

「ショウサイフグっぽい」
この判断が事故の入口になります。


クサフグとショウサイフグ

基本情報の違い

項目 クサフグ ショウサイフグ
主な生息域 堤防・浅場・汽水域 沿岸〜やや沖
よく釣れる場所 港内・砂地 砂地・沖向き
サイズ 小〜中型 中型が多い
食用 原則不可 有資格者のみ可

見分け方①

体色と模様の違い

クサフグの特徴

・全体的に灰褐色〜茶色
・模様がぼやけている
・背中の斑点が不規則
・地味な印象

ショウサイフグの特徴

・体色がやや明るい黄褐色
・斑点が比較的はっきり
・体側にコントラストが出やすい

ただし、
水色・光・個体差で簡単に惑わされます。

色だけでの判断は非常に危険です。


見分け方②

体型と顔つき

クサフグ

・ずんぐりしている
・頭がやや大きく見える
・全体的に丸い

ショウサイフグ

・やや細身
・頭が小さく見える
・流線型

ただし、
これもサイズや成長段階で崩れます。


見分け方③

釣れたシチュエーション

ここは釣り人にとって重要です。

クサフグが多い状況

・港内
・足元
・浅場
・汽水混じり
・エサ釣りで頻繁に当たる

ショウサイフグが多い状況

・砂地
・やや沖
・投げ釣り
・船釣り

ただし、
場所が重なることも普通にあります。


一番重要な違い

毒性と扱い

クサフグ

・皮に強毒
・内臓に強毒
・身は無毒とされるが調理不可
・食用禁止が原則

絶対に持ち帰らない

ショウサイフグ

・内臓に強毒
・皮にも毒あり
・身は無毒
・有資格者のみ調理可能

素人調理は厳禁


なぜ「身は無毒」でも危険なのか

理由は3つあります。

・包丁や手から毒が移る
・皮や内臓の処理ミス
・個体差・地域差

特にクサフグは、
触るだけで危険と誤解されるほど毒性が強い魚種です。


事故の多くは

「たぶんショウサイフグ」

フグ中毒事故の多くは、
・知っているつもり
・前に食べた
・昔は大丈夫だった

こうした判断から起きています。

クサフグとショウサイフグの誤認は、
その代表例です。


釣り人が守るべき鉄則

・フグは基本的に食べない
・種が断定できても素人調理はしない
・迷ったら必ずリリース
・人に譲らない

フグは、
「釣れたら嬉しい魚」ではありません。
「慎重に距離を取る魚」です。


まとめ

クサフグとショウサイフグは似ているが、結果は正反対

クサフグとショウサイフグは、
見た目も釣れる場所も似ています。

しかし、
判断を誤れば命に関わります。

独断は避ける。
食べない判断が正解になる魚。

これを強く意識してください。

タイトルとURLをコピーしました