同じ魚なのに顔が大きい小さいがある理由。顔が小さい魚は本当に美味しいのか?

最初に

魚を並べて見比べた時。
「同じ魚なのに顔が大きい個体と小さい個体がある」と感じたことはありませんか。

そして。
「顔が小さい魚の方が美味しい」と聞いたことがある人も多いはずです。

これは本当なのか。
それとも単なる迷信なのか。

釣り人。
魚屋。
料理人。

それぞれの視点と。
魚の生態学的な観点から。

この疑問をしっかり整理します。


同じ魚種でも顔の大きさが違う理由

結論から言うと。
同じ魚種でも顔の大きさが違う個体は確実に存在します。

理由は一つではありません。


成長段階による違い

魚は成長過程で。
体の各部位の成長速度が異なります。

幼魚期。
若魚期。

この時期は。
頭部が先に発達しやすい傾向があります。

そのため。
若い個体ほど。
「顔が大きく見える」ことが多いです。

逆に。
十分に成長した個体は。
体高。
体幅。
身の厚み。

これらが増すため。
相対的に顔が小さく見えます。


栄養状態と餌環境

同じ年齢。
同じサイズでも。

餌環境の良い個体は。
体に栄養を蓄えます。

筋肉量。
脂肪。
内臓の充実。

これらが増えることで。
体が太くなり。
顔が小さく見えます。

反対に。
餌が乏しい環境で育った魚は。

体が細く。
頭だけが目立ち。
「顔が大きい魚」に見えやすくなります。


回遊魚と居着き魚の違い

アジ。
サバ。
ブリ。

こうした回遊魚では。

よく泳ぎ。
よく餌を追い。
筋肉量が増える個体ほど。

体つきが良くなり。
顔が小さく見えます。

一方。
居着き気味の個体や。
あまり回遊しない個体は。

体の張りが出にくく。
顔が目立つ傾向があります。


顔が小さい魚は本当に美味しいのか

ここが一番気になるポイントです。

結論から言うと。
多くの場合「YES」ですが、絶対ではありません。


顔が小さい魚が美味しいと言われる理由

顔が小さい。
ということは。

同じ体長でも。
身の割合が多い。
可食部が多い。

という意味になります。

さらに。

体に栄養が行き渡っている。
脂が乗りやすい。
筋肉の張りが良い。

こうした条件が重なりやすいため。

結果として。
「顔が小さい魚=美味しい」
と評価されやすいのです。


脂の乗りとの関係

脂は。
頭ではなく。
身に蓄積されます。

特に。

背中。
腹身。
尾に近い筋肉。

これらが発達した魚ほど。
脂質含有量が高くなります。

顔が小さく見える魚は。
この「身の充実度」が高いケースが多く。

食味が良くなりやすいのです。


ただし例外もある

注意点もあります。

産卵前後の魚。
痩せた回遊直後の魚。

このような個体は。

顔は小さく見えても。
身に脂が乗っていない。
味が落ちている。

というケースもあります。

また。
魚種によっては。

もともと頭が大きい形状。
顔が張る構造。

こうした特徴を持つ魚もいます。

そのため。
顔の大きさだけで味を断定するのは危険です。


釣り人目線での実践的な見分け方

釣り人が魚を見て。
美味しさを判断するなら。

顔の大きさだけでなく。

体高があるか。
腹が張っているか。
背中に丸みがあるか。
触った時に硬さがあるか。

これらを総合的に見ることが重要です。


魚屋・料理人が重視するポイント

プロの現場では。

顔の大小よりも。

体の厚み。
血合いの色。
皮の張り。
目の澄み具合。

こうした点が重視されます。

顔が小さい魚は。
結果的にこれらの条件を満たしやすいため。

評価が高くなりやすい。
というのが実態です。


まとめ

同じ魚種でも。
顔が大きい個体。
顔が小さい個体は存在します。

これは。

成長段階。
栄養状態。
運動量。
環境。

これらの違いによって生じます。

そして。
顔が小さい魚は。

身が充実していることが多く。
脂が乗りやすく。
美味しい傾向がある。

これは事実です。

ただし。
顔の大きさだけで判断せず。

体全体を見る。
これが。

釣り人にとっても。
食べる人にとっても。

一番失敗しない魚の見極め方です。


要約

同じ魚でも顔の大小は普通にある。

顔が小さい魚は栄養状態が良く美味しい傾向。

ただし絶対ではなく体全体を見ることが重要。

同じ魚でも顔の大小は普通にある。顔が小さい魚は栄養状態が良く美味しい傾向。釣太郎

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