船の航路(航路筋)は水深が深く、潮通しが良い場所が多いため、アジが溜まりやすい一級ポイントとして知られています。
しかし、よく聞かれるのが次の疑問です。
- 船のエンジン音でアジは散るのか
- 航路で釣っても釣果に影響はないのか
- 深い場所なら問題ないのか
この記事では、南紀の海を知り尽くした視点から、アジとエンジン音の関係を科学的・実践的に解説します。
✅ 結論:深場のアジはエンジン音をほとんど気にしない
まず結論から言うと、
水深がある航路のアジは、エンジン音をほぼ警戒しません。
理由は以下の通りです。
● ① アジは音より「振動」に敏感
アジは側線で水中の振動を感じ取りますが、 深場では振動が拡散し、弱まるため警戒しにくい特徴があります。
● ② 航路は常に船が通るため“慣れている”
航路のアジは日常的に船の往来があるため、 エンジン音=危険という認識を持ちにくい環境です。
● ③ ベイトが豊富で離れにくい
潮通しが良く、プランクトンや小魚が集まりやすい航路は、 アジにとって“居心地の良い場所”。
多少の音より、餌の豊富さが優先されるため、ポイントから離れません。
✅ 船のエンジン音が釣果に影響するケース
とはいえ、すべての状況で無関係というわけではありません。 以下の条件では、多少の影響が出ることがあります。
● ① 水深が浅い(10m未満)
浅場では振動がダイレクトに伝わるため、 アジが散る可能性があると言われています。
● ② 夜の静かな時間帯
夜はアジが神経質になりやすく、 急な大音量は一時的に群れを散らすことがあります。
● ③ プレッシャーが高い釣り場
釣り人が多く、ライトや音が多い場所では、 アジが表層から沈むことがあります。
✅ 深い航路でのアジ釣りはむしろ“有利”
南紀の航路は20〜40m級の深場が多く、 アジの群れが安定して入るため、釣果が出やすい環境です。
● 深場のメリット
- 群れが大きく、回遊が安定
- エンジン音の影響が小さい
- ベイトが豊富で居着きやすい
- 日中でも釣れる可能性が高い
特に冬の「寒アジ」「寒尺アジ」は深場に落ちるため、 航路筋は最重要ポイントになります。
✅ 航路でアジを釣るときの注意点
● ① 船の往来に絶対注意
航路は漁船・プレジャーボートが通るため、 仕掛けを回収して安全確保が最優先。
● ② ラインは細めで沈みやすく
深場では潮の影響を受けやすいため、 PE0.6〜0.8号が扱いやすい。
● ③ 錘は重めで手返し重視
深場は回収・投入の時間がロスになるため、 15〜25号で素早く落とすのがコツ。
✅ まとめ:深い航路のアジはエンジン音を気にしない
最後にポイントを整理します。
- 深場のアジはエンジン音をほぼ警戒しない
- 航路は潮通しが良く、アジが溜まりやすい
- 浅場や夜は多少影響が出ることもある
- 南紀の航路はアジ釣りの一級ポイント
つまり、
「深い航路=アジが多く、釣果も安定」 「エンジン音はほぼ気にしなくてOK」
というのが実践的な答えです。

