ヤエンとエギングの大きな違いは?

ヤエン釣りとエギングの大きな違いは、
「アオリイカに何を食わせて、どう掛けるか」にあります。

釣り方そのものの思想が、まったく別物です。


まず結論からまとめます。

・ヤエン=本物のアジを食わせてから掛ける釣り
・エギング=エビに似せた疑似餌で反射的に抱かせる釣り

この一点が、すべての違いを生みます。


ヤエン釣りとは

ヤエン釣りは、
活きアジ(または冷凍アジ)を泳がせ、
アオリイカがしっかり食べてから、
後からヤエン針を送り込んで掛ける釣り
です。

・エサは本物の魚
・イカが「捕食」している状態を作る
・違和感を与えず、十分に食わせる
・掛けるのは人間側のタイミング

つまり、
イカに完全に勝った状態を作ってから獲る釣りです。

その分、
・サイズが大きくなりやすい
・警戒心の強い個体にも通用する
・冬や低活性でも成立しやすい

という特徴があります。


エギングとは

エギングは、
エビに似せたルアー(エギ)を操作し、
アオリイカに反射的・衝動的に抱かせる釣り
です。

・エサは疑似餌
・イカに「本物だ」と錯覚させる
・ダートやフォールでスイッチを入れる
・掛かる瞬間は一瞬

こちらは、
イカの反応速度と判断ミスを突く釣りです。

そのため、
・テンポが速い
・広く探れる
・初心者でも始めやすい
・小型〜中型が多くなりやすい

という特徴があります。


「食わせ方」の決定的な違い

ここが最重要ポイントです。

ヤエンは、
イカが「これは完全に獲物だ」と確信してから食う釣り

エギングは、
「なんか怪しいけど反射的に抱いた」瞬間を掛ける釣り

この差が、

・サイズ
・時期
・活性
・釣果の安定性

すべてに影響します。


例えるなら

・ヤエン釣り
→ 焼肉をじっくり食べさせてから会計する

・エギング
→ 通りすがりに試食してもらう

このくらい、
「食わせの深さ」が違います。


どちらが優れているのか

これは優劣ではありません

・数を釣りたい
・テンポよく楽しみたい
・日中や高活性

→ エギング向き

・大型を狙いたい
・低水温・低活性
・一杯の価値を重視

→ ヤエン向き

朝   昼   夕方   夜
|   |   |    |
エギ◎ エギ◎ 両方○  ヤエン◎
ヤエン△ヤエン×ヤエン○ エギ△

南紀のように、
春・冬に大型アオリイカが多いエリアでは、
ヤエンが圧倒的に強い場面も多くなります。


最後に一言

よく言われる言葉があります。

「ヤエンはアジ、エギはエビ」

これは比喩ではなく、
アオリイカの捕食本能を突く方向性の違いを、
非常に正確に表した言葉です。

どちらを選ぶかで、
釣れる数も、サイズも、
かなり変わってきます。

状況に合わせて使い分ける
それが、アオリイカ釣りの一番の近道です。

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