冬の南紀名物、30cm超えの「尺アジ」を堤防から狙うならこの仕掛け。
遠投しても絡まない、タナまで一直線に落ちる。
釣太郎が推奨する「アポロ式・遠投カゴ釣りシステム」のセット手順と、各パーツの役割を分かりやすく解説します。
尺アジ狙いの決定版「アポロ式」とは?
冬の北西風が吹き荒れる南紀の堤防。
そんな過酷な状況でも、重たいカゴを遠投し、なおかつ仕掛けを絡ませずに海底(ボトム)へ届ける。
その難題をクリアするために開発されたのが、今回ご紹介する通称「アポロ式」と呼ばれる遠投カゴ釣り仕掛けです。
「アポロカゴ」「アポロウキ」などを組み合わせたこのシステムは、空中での飛行姿勢が安定して
おり、着水後もスムーズにタナまで沈むのが特徴です。
画像の仕掛け図に沿って、その仕組みとセット手順を解説します。
【図解】パーツセットの取り付け順(画像右側)
道糸(メインライン)に通すパーツの順番は、トラブル回避の生命線です。 上から順に見ていきましょう。
① ウキ止め糸
ここが「タナ(深さ)」を決める基準点です。 尺アジ狙いなら、底から30cm〜50cmになるよう調整します。
ズレないようにしっかりと締め込みましょう。
② シモリ玉(小) ウキ止め糸で確実に止まるようにするためのストッパーです。
③ ウキ用スナップ
ここに「アポロウキ」などの遠投用ウキを装着します。 遊動式にするため、スナップ付きスイベルを使用します。
④ シモリ玉(小) 下のパーツとの緩衝材です。
⑤〜⑦ 絡み止め棒(カギ!) ⑤ゴム管 → ⑥絡み止め棒(黄色い棒) → ⑦ゴム管
この仕掛けの心臓部です。
キャスト時にウキとカゴが絡まるのを物理的に防ぐパーツです。
これが無いと、着水時にウキとカゴが知恵の輪のように絡まり、釣りになりません。
⑧ スナップ付スイベル ここで道糸側のセットは完了。
このスナップに、下の「天秤・カゴ」部分を接続します。
仕掛けの本体部分(画像中央〜下)
アポロアーム(天秤)
L字型の天秤です。
クッションゴムの役割も果たし、アジの強烈な引きを吸収して口切れ(バラシ)を防ぎます。
アポロカゴ(撒き餌カゴ)
ここにアミエビやオキアミを詰めます。
一発カゴ形式など様々なタイプがありますが、底で確実に撒き餌を効かせるタイプが冬場には有効です。
アポロ仕掛け(針)
一番下に接続するハリスと針です。
長さは2m前後が標準ですが、絡み防止のため最初は短めからスタートするのも手です。
なぜこの仕掛けが「寒尺アジ」に強いのか
1. 圧倒的な「垂直落下」性能
冬の大型アジは海底スレスレにいます。
この仕掛けは余計な抵抗が少なく、狙ったポイントの「底」へ向かって一直線に沈みます。
エサ取りの多い表層を素早く突破できるメリットもあります。
2. 向かい風でも絡まない
「絡み止め棒」と「専用アーム」のバランスにより、強風下でのキャストでもハリスが道糸に絡みつきません。
「投げたら絡んでいた」というストレスから解放されます。
まとめ:道具への信頼が釣果を変える
「仕掛け図」通りに組むことは、先人たちの知恵を借りることと同じです。
特に冬の釣りは、一度のミスキャストが命取りになります。
この「アポロ式遠投カゴ仕掛け」をマスターして、南紀の堤防から夢の尺アジを引き抜いてください。

