南紀の冬アジ釣りで「群れは来ているのに尺アジが釣れない」理由。
尺アジが群れのどこにいるのかを、行動特性と釣り場目線で詳しく解説します。
最初に
南紀の堤防でアジが釣れている。
しかし、尺アジだけが出ない。
この状況は
失敗でも、下手でもありません。
なぜなら
尺アジは「群れの真ん中」にいない魚だからです。
この記事では
・尺アジが群れのどこにいるのか
・なぜそこにいるのか
・釣り人はどこを狙うべきか
この3点を
数字と行動理論で整理します。
結論
尺アジは群れの
端・下・後方
にいることがほとんどです。
逆に言えば
群れのど真ん中には、ほぼいません。
そもそもアジの群れはどうできているのか
冬の南紀のアジの群れは
・サイズごとに自然と分離
・泳ぐスピード
・警戒心
が違います。
その結果
・小〜中アジ
→ 群れの中心
→ 数が多く密集
・大型アジ(尺アジ)
→ 群れの外縁
→ 距離を取る
という構造になります。
尺アジが群れの「真ん中」にいない理由
理由は3つあります。
理由①
体が大きく、動きが遅い
群れの中心は
・方向転換が激しい
・スピード変化が多い
大型の尺アジにとって
これは不利です。
結果
外側にいた方が楽になります。
理由②
警戒心が段違いに強い
尺アジは
・2〜3年以上生き残った個体
・外敵や漁をくぐり抜けた存在
違和感を
真っ先に察知します。
そのため
常に群れから一歩引いた位置を取ります。
理由③
餌の取り方が違う
中アジは
・群れで突っ込む
・競争で食う
尺アジは
・群れの外から
・落ちてくる餌を拾う
この行動差も
位置の違いを生みます。
尺アジがよくいる具体的な3ポジション
群れの端
最も多いポジションです。
・全体を見渡せる
・逃げやすい
・エサが流れてくる
棚を少しズラすだけで届く位置です。
群れの下
次に多いのがここ。
・群れより
50cm〜1m下
・中アジが釣れにくい層
「今日はアタリ少ないな」
と感じる棚に
尺だけがいることがあります。
群れの後方
群れの進行方向とは逆。
・ワンテンポ遅れて泳ぐ
・単独気味
回遊が止まる瞬間に
出やすい位置です。
なぜ「中アジが連発する日は尺が出にくい」のか
答えは単純です。
・群れの中心を
釣り続けているから
釣れている=正解
ではありません。
尺アジ狙いでは
釣れていない場所が正解
になることも多い。
釣り人がやるべき行動
重要なのは
群れから外す勇気です。
・棚を50cm下げる
・少し遠くに投げる
・群れが薄い場所を狙う
この一手で
対象が
中アジ → 尺アジ
に変わります。
数字で見る尺アジの現実
冬の南紀では
・群れ100〜300匹
・尺アジは約1%前後
つまり
100匹に
0〜1匹
この1匹は
必ず群れの外側にいます。
まとめ(要約)
・尺アジは群れの真ん中にいない
・主な位置は「端・下・後方」
・警戒心と行動の違いが理由
・中アジ連発ゾーンは尺が出にくい
・釣れていない棚こそ狙い目

