南紀の堤防で尺アジ(30cm超)を狙う際、最も悩むのが「ハリス(枝糸)の太さ」です。
細すぎれば切られ、太すぎれば食わない。
地元の実績に基づいた推奨号数と、強烈な引きでラインブレイクさせないための大型対策を徹底解説します。
はじめに:市販のサビキ仕掛けでは切られる?
南紀エリアの堤防釣り、特に冬から春にかけてのシーズンは、30cmを超える「尺アジ」や、
時には40cm級の「ギガアジ」が回遊してくることがあります。
近所の釣具店で売っている「アジ用サビキ仕掛け(ハリス0.8号~1号)」をそのまま使っていませんか?
もしそれで南紀のデカアジが掛かったら、一瞬でブチッと切られてしまうでしょう。
南紀の尺アジは、引きの強さが別格です。
今回は、せっかくの大物を逃さないための「枝糸(ハリス)の号数選び」と「大型対策」について解説します。
結論:南紀の尺アジ狙いなら「2号」を基準に
結論から言うと、南紀の堤防で尺アジを本気で狙うなら、枝糸(ハリス)は**「最低1.5号、基本は2号」**をおすすめします。
理由はシンプルで、強度が全く違うからです。
号数別の使い分け目安
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1.5号(標準): 25cm~30cmクラスまでなら安心です。 食い渋り対策で細くしたい時はここが下限です。
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2.0号(推奨): 30cmオーバーの尺アジ狙いの基準です。 南紀の潮に乗って走るアジのパワーを止めるには、これくらいの太さが必要です。 夜釣りであれば、太さによる「食いの悪さ」はほとんど気になりません。
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3.0号(大型・青物混じり): 40cm級が見えている、あるいはヒラマサやカンパチの幼魚が混じる場合は3号でも構いません。 南紀のカゴ釣り師たちは、平気で3号を使ってアジを釣っています。
「食い」と「強度」のバランス問題
「ハリスを太くすると魚に見切られて釣れないのでは?」と心配になる方も多いでしょう。
確かに、日中の澄んだ潮の中では、細いハリスの方が有利な場合があります。
しかし、尺アジが回遊するのは主に**「夕マヅメ」から「夜間」です。
暗い海中では、魚は糸の太さをそれほど気にしません。 むしろ、「掛かったのに切られる」ことの方が圧倒的に悔しいはずです。
まずは2号**からスタートし、どうしても食わない時だけ1.75号や1.5号に落とすという戦略が、南紀では正解への近道です。
糸の太さだけじゃない!大型アジをバラさない3つの対策
適切な号数を選んでも、やり取りを間違えれば切られます。
尺アジは口が柔らかい(口切れしやすい)上に、走るスピードが速いからです。
道具と準備でカバーしましょう。
1. ドラグ調整は「ゆるめ」に
リールのドラグは、手で糸を引っ張ると「ジッ、ジッ」と出るくらいに緩めておきましょう。
アジが急に突っ込んだ時、糸が出ていかないと、その衝撃でハリスが切れるか、アジの口が切れてしまいます。
2. クッションゴムの活用(カゴ釣り・飛ばしサビキ)
カゴ釣りや飛ばしサビキをする場合は、天秤と仕掛けの間に「クッションゴム」を必ず入れましょう。
ゴムが伸び縮みすることで、アジの強烈な引きを吸収してくれます。
これがあるだけで、ハリス切れのリスクは激減します。
太さは1.5mm~2.0mm、長さは20cm~30cm程度が使いやすいです。
3. 必ず「タモ(ランディングネット)」を使う
30cmを超えると、重さもずっしりと増えます。
「まだ抜けるだろう(持ち上げられるだろう)」と思ってそのまま抜き上げようとした瞬間に、重さに耐えきれず糸が切れたり、ポロリと針が外れたりします。
水面までは寄せられても、最後は必ずタモを使って掬いましょう。
南紀の堤防は足場が高い場所も多いので、柄の長いタモ(5m以上)が必須です。
まとめ:万全の準備で南紀の尺アジを獲る
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南紀の尺アジ狙いなら、枝糸(ハリス)は2号が基本。
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夜釣りなら太さはデメリットになりにくい。
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ドラグ調整とクッションゴムで衝撃を吸収する。
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最後は必ずタモ入れをする。
「たかがアジ」と侮っていると、痛い目を見るのが南紀の海です。
適切なタックルバランスで、夢の尺アジ、そして40cmオーバーをキャッチしてください。
ご自身の仕掛けに不安がある方は、釣行前にぜひ店舗へお立ち寄りください。
最新の釣果情報と合わせて、最適な仕掛けをご提案します。

